
「なんだか、ずっと気分が晴れない…」
「人間関係で、いつも同じようなことでつまずいてしまう…」
「自分のことなのに、自分の気持ちがよくわからない…」
そんな、言葉にしがたいモヤモヤを抱えて、このページにたどり着いたのではないでしょうか。
カウンセリングや心理セラピーに興味はあるけれど、一体どこで、誰に、何を相談すればいいのか、わからないことだらけですよね。
「料金はどれくらいかかるんだろう?」
「どんなことを話せばいいの?」
「そもそも、こんな些細な悩みで行ってもいいのだろうか?」
その不安やためらい、非常によくわかります。
心の専門家を探す旅は、未知の世界に一人で足を踏み入れるような心細さが伴うものです。
しかし、ご安心ください。
このページは、そんなあなたのための「羅針盤」です。
こんにちは。
株式会社ココロザC代表、心理セラピストの保志吏衣子(ほしりえこ)です。
私はこれまで、色彩心理やカードワーク、自己実現型心理学などを融合させたオリジナルメソッド「カラットセラピー」を通じて、学生の方から企業経営者の方まで、延べ20,000人以上の方のご相談をお受けしてきました。
もともとは私も商社やメーカーで働く会社員でしたが、「自分らしい生き方とは何か?」を模索する中で、色彩や対話の世界に深く惹かれ、この道に転身した経験があります。
その経験から言えるのは、「自分に合った専門家やアプローチ法を見つけること」こそが、問題解決の最も重要で、そして最も難しいステップだということです。
そこでこの記事では、私が持つ専門知識と、かつて悩み、自分らしい生き方を探し求めた当事者としての経験のすべてを注ぎ込み、あなたに最適なカウンセリング・セラピーを論理的に、そして納得感をもって見つけ出すための全手順を、15の具体的なチェックリスト形式で徹底的に解説します。
この記事を最後まで読み終える頃には、あなたはもう「何をどうすればいいかわからない」と迷うことはありません。
自分だけの「心の処方箋」をその手にし、確かな一歩を踏み出す準備が整っているはずです。
それでは、一緒に、あなただけの心のケアを見つける旅を始めましょう。
Part 1: 【自己分析編】すべての始まりは「現在地」を知ることから
カウンセリング選びは、目的地を決めるための旅に似ています。
そして、旅を始める前に最も重要なのは、自分が今どこにいるのか、つまり「現在地」を正確に把握することです。
ここでは、あなた自身の心とじっくり向き合い、悩みの輪郭をはっきりとさせていきましょう。
Check 1: あなたが最も悩んでいることは何ですか?
まず、頭の中にあるモヤモヤを、少しだけ具体的に言葉にしてみましょう。
完璧でなくても構いません。
以下のリストの中から、最も近いと感じるものを選んでみてください。
複数当てはまる場合は、一番心の重荷になっているものから考えてみましょう。
- 人間関係の悩み
- 友人関係(孤立感、嫉妬、仲間外れなど)
- 親子関係(過干渉、期待、断絶など)
- 夫婦・恋人関係(すれ違い、DV、依存など)
- 職場関係(ハラスメント、プレッシャー、コミュニケーションの問題など)
- 自分自身についての悩み
- 自己肯定感が低い、自分を好きになれない
- 自分の性格が嫌い(短気、優柔不断、人見知りなど)
- 将来への漠然とした不安
- やりたいことが見つからない、無気力
- 心身の不調に関する悩み
- 気分の落ち込み、憂鬱な気持ちが続く
- 理由のない不安感や緊張感
- ストレスによる身体症状(頭痛、腹痛、不眠など)
- 特定の状況や物に対する恐怖(対人恐怖、広場恐怖など)
- 過去の出来事に関する悩み
- トラウマ(事故、災害、虐待など)
- 過去の失敗や後悔が忘れられない
- いじめられた経験
- その他
- 依存症(アルコール、ギャンブル、買い物など)
- 性の悩み
- 喪失体験(大切な人やペットとの死別)
なぜ、悩みを特定することが重要なのか?
カウンセリングには、さまざまなアプローチ法があります。
例えば、人間関係のパターンを改善するのに特化したアプローチもあれば、トラウマケアに特化したアプローチもあります。
あなたの悩みの種類を特定することで、より専門性の高いサポートを受けられる可能性が高まるのです。
Check 2: その悩みの「深さ」はどれくらいですか?
次に、その悩みがあなたの日常生活にどれくらい影響を与えているか、その「深さ」を客観的に見つめてみましょう。
1(ほとんど気にならない)から5(日常生活に深刻な支障が出ている)までの5段階で、自分自身の状態を評価してみてください。
- レベル1
時々気になる程度。日常生活は問題なく送れる。 - レベル2
ふとした瞬間に思い出して気分が沈むことがあるが、仕事や学業、家事などに大きな影響はない。 - レベル3
悩みが原因で、仕事や人間関係でミスをしたり、集中できなかったりすることが週に数回ある。 - レベル4
悩みに頭の大部分を支配されている感覚があり、不眠や食欲不振など、身体にも影響が出始めている。 - レベル5
深刻な気分の落ち込みや不安感で、仕事や学校に行けない、家事が手につかないなど、日常生活を送ることが困難な状態。
「レベル5」に近いと感じたら…
もしあなたの悩みの深さがレベル4〜5に当てはまる場合、まずはカウンセリングと並行して、精神科や心療内科といった医療機関の受診を強くお勧めします。
深刻な心身の不調は、意志の力だけで乗り越えるのが非常に困難な場合があります。
適切な薬物療法などによって心身の状態を安定させることが、カウンセリングの効果を最大限に引き出すための土台となることも少なくありません。
医療機関との連携については、Part 2で詳しく解説します。
Check 3: その悩みは、いつから続いていますか?
悩みの「期間」も、アプローチ法を考える上で重要なヒントになります。
- 最近(数週間〜数ヶ月以内)のこと
特定の出来事(失恋、転職、引っ越しなど)がきっかけで始まった。 - 長期間(半年〜数年以上)続いている
いつから始まったか、はっきりと思い出せない。物心ついた頃から、ずっと同じようなことで悩んでいる気がする。 - 特定の時期に繰り返す
季節の変わり目になると、決まって気分が落ち込む。仕事の繁忙期など、特定のストレスがかかると再発する。
なぜ、期間が重要なのか?
最近始まった悩みであれば、ストレスの原因となった出来事を中心に扱う短期的なカウンセリングが有効な場合があります。
一方、長期間続いている根深い悩みは、あなたの思考のクセや行動パターン、さらには幼少期の親子関係などが影響している可能性も考えられます。
その場合は、より深く自己理解を掘り下げていく、長期的なアプローチが適しているかもしれません。
Check 4: あなたは、どんな状態になりたいですか?
最後のチェックは、未来に目を向けるための、最も希望に満ちた質問です。
「悩みがなくなったら、どんな自分になりたいか」「どんな毎日を送りたいか」を、できるだけ具体的に想像してみてください。
- 例1:「職場の人間関係が辛い」という悩みの場合
- 悪い例:「嫌な上司がいなくなればいい」
- 良い例:「上司の言動に一喜一憂せず、自分の意見を落ち着いて伝えられるようになりたい」「オンとオフを切り替えて、家に仕事のストレスを持ち込まないようになりたい」
- 例2:「自分に自信が持てない」という悩みの場合
- 悪い例:「完璧な人間になりたい」
- 良い例:「新しいことに挑戦するのをためらわないようになりたい」「他人の評価を気にしすぎず、自分の良いところを認められるようになりたい」
なぜ、目標設定が重要なのか?
カウンセリングは、ただ話を聞いてもらうだけの場所ではありません。
「なりたい自分」という目的地をカウンセラーと共有することで、そこへ向かうための具体的な地図を一緒に描いていく共同作業になります。
明確な目標は、カウンセリングのモチベーションを維持し、進捗を実感するための道しるべとなるのです。
運営者コラム:会社員だった私が「自分の道」を見つけるまで
実は、何を隠そう私自身が心理の道を志すきっかけは、会社員時代に感じた「このままでいいのだろうか」「自分らしい生き方がしたい」という漠然としながらも深刻な悩みでした。
当時の私は、まさにCheck 4の「悪い例」そのもの。
「何かすごい人になりたい」と思うだけで、具体的な目標など何一つ描けませんでした。
そこから色彩、表現、対話の世界に飛び込み、カウンセリングや様々な心理学を学び始めました。
そして、かつての私のように悩んでいる方々のために、渋谷にカウンセリングルーム併設のカフェをオープンしたのが私のセラピストとしての第一歩です。
最初から完璧な答えなどなくても大丈夫です。
まずは「なんだかモヤモヤする」という自分の気持ちに気づいてあげること。
それだけで、次の一歩は驚くほど軽くなるのです。
Part 2: 【選択肢の理解編】解決策の全体像を知り、最適な武器を選ぶ
自己分析で現在地が確認できたら、次はその目的地へ向かうための「乗り物」を選ぶステップです。
カウンセリングやセラピーには、驚くほど多様な種類や形式があります。
ここでは、その全体像を把握し、あなたの悩みや目的に合った「武器」はどれなのか、知識を身につけていきましょう。
Check 5: 「カウンセリング」と「心理セラピー」の違いを知っていますか?
まず、よく混同されがちなこの2つの言葉の違いを理解しておきましょう。
厳密な定義はありませんが、一般的には以下のような傾向があります。
- カウンセリング (Counseling)
- 焦点
現在抱えている具体的な悩みや問題の解決、意思決定の支援。 - アプローチ
主に対話を通じて、クライアント自身が持つ力(リソース)を引き出し、問題解決能力を高めるサポートをします。比較的、現実的な問題への対処に重きを置きます。 - 期間
短期〜中期(数回〜数十回)で終わることが多い。
- 焦点
- 心理セラピー (Psychotherapy / セラピー)
- 焦点
悩みの根本にある、より深いパーソナリティ構造や無意識のパターン、過去の経験(特にトラウマ)の探求と癒し。 - アプローチ
対話に加え、夢分析、イメージワーク、箱庭療法、そして私が専門とする色彩心理やカードワークなど、言語以外の方法を用いることもあります。より深層心理に働きかけることを目指します。 - 期間
中期〜長期(数ヶ月〜数年)にわたることが多い。
- 焦点
あなたはどちらに近い?
Part 1の自己分析を思い出してください。
- 「最近起きた特定の悩みについて相談したい」「意思決定を手伝ってほしい」 という場合は、カウンセリングが向いているかもしれません。
- 「長年同じパターンを繰り返している」「自分の性格の根本から向き合いたい」「言葉にならない感覚を探求したい」 という場合は、心理セラピーがより適している可能性があります。
実際には、多くの専門家が両方の要素を兼ね備えたサポートを提供しています。
この違いはあくまで「傾向」として捉え、専門家選びの際の参考にしてください。
Check 6: 主な心理療法の特徴を知る
カウンセラーやセラピストは、それぞれが「準拠する理論」を持っています。
それが心理療法(アプローチ法)です。
ここでは代表的なアプローチに加え、私が開発した「カラットセラピー」もご紹介します。
どれがあなたの悩みや性格に合いそうか、考えてみてください。
① 認知行動療法 (CBT - Cognitive Behavioral Therapy)
- 考え方
「出来事」そのものではなく、「その出来事をどう捉えるか(認知)」が、私たちの気分や行動を決めている、という考えに基づきます。 - 進め方
自分を苦しめる考え方(認知の歪み)のパターンを見つけ、より現実的でバランスの取れた考え方ができるよう、具体的なトレーニング(ホームワークなど)を行います。 - どんな人に向いている?
うつ病や不安障害など特定の症状に悩む人、思考のクセを直したい人、具体的な問題解決を望む人。
② 来談者中心療法 (Client-Centered Therapy)
- 考え方
人は誰でも、自分自身の問題を解決し、成長していく力を内在している、という人間観に基づきます。 - 進め方
カウンセラーは指示や助言をせず、受容的に傾聴します。クライアントは、安心して自由に話せる空間の中で、自分自身で気づきを得て、答えを見つけていきます。 - どんな人に向いている?
まずは気持ちをじっくり聞いてほしい人、「自分がどうしたいのかわからない」と混乱している人、自分のペースで考えたい人。
③ 精神分析的心理療法 / 力動的心理療法
- 考え方
悩みや行動は、自分では意識できない「無意識」の領域にある葛藤や、抑圧された過去の経験が大きく影響している、という考えに基づきます。 - 進め方
自由に心に浮かんだことを話したり、夢を分析したりすることを通じて、無意識の領域にアプローチします。 - どんな人に向いている?
自分の行動の根本的な原因を知りたい人、自分の内面や過去を深く探求したい人。
④ カラットセラピー(私のオリジナルメソッド)
- 考え方
色彩心理、カードワーク(タロットや占星術的な視点)、自己実現型心理学などを組み合わせ、自分でも気づいていない内面の声に光を当てることを目指します。 - 進め方
直感的に選んだ色やカードを手がかりに、対話を重ねていきます。「なぜこの色が気になるんだろう?」「このカードから何を感じる?」といった問いかけから、ご自身の価値観や人生の選択肢、行動のヒントを見つめ直していきます。 - どんな人に向いている?
頭で考えるだけでなく、五感や直感を使って自己理解を深めたい人。「言葉にならないモヤモヤ」を、色やイメージを通して表現したい人。自分の中にある可能性や新たな視点を発見したい人。
この他にも、トラウマケアに特化したEMDR、家族関係に焦点を当てる家族療法など、様々なアプローチが存在します。
専門家のプロフィールを見る際は、どの療法を専門にしているのか、ぜひチェックしてみてください。
Check 7: 「医療機関」と「民間カウンセリング」の違いを理解する
心のサポートを受ける場所は、大きく分けて「医療機関」と「民間カウンセリングルーム」の2つがあります。
- 医療機関(精神科・心療内科)
- できること
診察、診断、薬の処方、診断書の発行など。 - 保険適用
適用される(診察、投薬など)。 - メリット
薬物療法でつらい症状を和らげられる。費用負担が比較的軽い。 - デメリット
診察時間が短いことが多い。カウンセリングは別料金や未実施の場合も。 - どんな人が行くべき?
Check 2でレベル4〜5だった人。身体症状が顕著な人。診断書が必要な人。
- できること
- 民間カウンセリングルーム(公的機関を含む)
- できること
カウンセリング、心理セラピー、心理検査など。(※診断や医療行為は行えません) - 保険適用
適用されない(全額自己負担)。 - メリット
一回の時間が長く(50分〜が一般的)、じっくり話せる。多様な専門性から自分に合う人を選べる。 - デメリット
費用が比較的高額になる。薬の処方や診断はできない。 - どんな人が行くべき?
専門家とじっくり話したい人。特定の悩み(例:夫婦関係、自己実現)に特化したサポートを受けたい人。
- できること
最善の選択肢は「連携」
最も効果的なのは、両者の良いところを組み合わせることです。
例えば、「心療内科で薬をもらって心身を安定させつつ、民間のセラピーで根本的な問題にじっくり取り組む」という形です。
※私のカラットセラピーも医療行為ではありませんので、必要に応じて医療機関の受診をお勧めし、連携することも可能です。
Check 8: 「オンライン」と「対面」、どちらの形式が合っていますか?
近年、カウンセリングの形式も多様化しています。
それぞれのメリット・デメリットを比較検討しましょう。
- 対面カウンセリング
言語以外の情報が豊かに伝わり、「守られた空間」で集中できる。 - オンラインカウンセリング
全国のカウンセラーから選べ、移動の手間がない。
これは完全に好みの問題です。
私が主宰するカラットセラピーLabでも、対面とオンライン両方のセッションを提供しています。
あなたのライフスタイルや心地よいと感じる方を選びましょう。
Part 3: 【専門家選び編】膨大な選択肢から「この人だ!」を見つける技術
さあ、いよいよ具体的な専門家を探すステップです。
ここでのひと手間が、未来のあなたを大きく左右します。
焦らず、じっくりと、相性の良いパートナーを見つけ出しましょう。
Check 9: どんな「資格」を重視しますか?
カウンセラーの資格は、信頼性を測る上での重要な指標です。
- 信頼度の高い主要資格
- 臨床心理士
日本で歴史と実績のある心理専門職の資格。指定大学院修了が基本要件。 - 公認心理師
日本初の心理職の国家資格。医療、福祉、教育など幅広い分野で活躍。 - 精神科医 / 医師
医師免許という国家資格を持ち、唯一薬物療法を行える。
- 臨床心理士
- 多様な専門性を持つ民間資格
- 産業カウンセラー、認定心理士、各種セラピスト認定資格など、様々な民間資格があります。
- これらは、特定の分野に特化している場合が多く、その分野の相談をしたい場合に非常に頼りになります。例えば、私自身も英国オーラソーマやカナダセンセーション・カラー、TCカラーといった色彩心理の資格や、西洋占星術・タロット、自己実現型心理学などを修了しています。
- これらの資格は、クライアントが持つ多様なニーズに応えるための専門性を示しています。
資格だけで判断しないことの重要性
資格はあくまで一つの目安です。
最も大切なのは、その人自身との相性です。
国家資格を持っていなくても、特定の分野で豊富な経験と実績を持つ素晴らしいカウンセラーもたくさんいます。
資格は「信頼性のフィルター」の一つと考え、最終的には次のCheck 11で解説する「相性」を最優先に考えましょう。
Check 10: 「料金」と「時間」の現実的な計画を立てる
カウンセリングは、多くの場合、保険適用外の自己投資です。
無理なく続けるために、現実的な予算計画を立てましょう。
- 料金の相場
民間では1回50分〜60分で8,000円〜15,000円程度が一般的です。 - 時間の相場(頻度)
週1回または2週間に1回で始め、安定してきたら月1回へと減らすのが一般的です。
「投資」としてのカウンセリング
料金だけを見ると、高く感じるかもしれません。
しかし、これは「消費」ではなく、「未来の自分への投資」です。
長年の悩みから解放され、仕事のパフォーマンスや人間関係が豊かになることで、支払った以上のリターンが得られる可能性も十分にあります。
初回は少し安価な「お試しカウンセリング」を設定しているところも多いので、活用するのも手です。
Check 11: プロフィールや発信内容から「相性」を見極める
ウェブサイトやSNSは、その人の人柄や価値観が最も表れる場所です。
- プロフィール(自己紹介文)
どんな経歴や想いを持っているか?あなたの悩みの分野と専門性が一致しているか? - ブログやSNSでの発信
文体や言葉選び、内容に共感や納得感があるか? - 写真やデザイン
顔写真やカウンセリングルームの雰囲気は、安心できそうか?
相性とは「心地よさ」だけではない
ここで言う「相性」とは、単に「優しくて、何でも肯定してくれる」という意味ではありません。
時には、あなたが見たくない自分自身の側面に光を当ててくれるような、誠実で信頼できる人の方が、結果的にあなたの成長に繋がる場合もあります。
「この人になら、自分の最も弱い部分を話しても大丈夫そうだ」と感じられるかどうか。
それが、相性を見極める上での最も重要な感覚です。
Check 12: 「利用者の声(口コミ)」をどう読み解くか?
「利用者の声」は参考になりますが、読み解く際には少し注意が必要です。
- ポジティブな口コミから読み取ること
「うまく言葉にできない気持ちを言語化してくれた」「厳しいことも言われたが、それがきっかけになった」など、具体的なエピソードが書かれているか。 - 注意すべき点
ウェブサイトにはポジティブな声が掲載されがちです。「Aさんにとって最高のカウンセラー」が、「あなたにとって最高」とは限りません。
口コミはあくまで参考情報と捉え、あなた自身が感じた直感や、次の「初回面接」での印象を最優先にしてください。
Part 4: 【行動編】未来を変える、運命の最初の一歩を踏み出す
ここまで来れば、ゴールはもう目の前です。
候補が2〜3人に絞れたら、いよいよ具体的な行動ステップです。
Check 13: 問い合わせ・予約時のポイント
最初のコンタクトは緊張するかもしれませんが、ポイントを押さえれば大丈夫です。
- 問い合わせフォーム/メールに書くこと
氏名、連絡先、相談したい内容の概要、希望日時などを簡潔に。 - メールの返信をチェックする
返信の速さや文面の丁寧さも、誠実さを測るバロメーターになります。
Check 14: 「初回面接(インテーク面接)」で確認すべきこと
初回面接は「お見合い」です。
疑問や不安は全て解消しておきましょう。
- 話すこと
Part 1で整理した内容を、自分の言葉で伝えます。うまく話そうとしなくて大丈夫です。 - 確認すべきこと(質問リスト)
- カウンセラーの印象
安心感や信頼感を感じられるか? - カウンセリングの方針
自分の悩みに対し、どのようなアプローチで進めるか?期間の見立ては? - 事務的なこと
料金、キャンセルポリシー、守秘義務について明確な説明があるか?
- カウンセラーの印象
「お試し」のつもりでリラックスして臨みましょう。
初回面接を受けたからといって、必ず継続する必要はありません。
Check 15: もし「合わない」と感じたら?
勇気を出して始めたものの、「違うかも…」と感じることはあります。
そんな時の対処法を知っておきましょう。
- 「違和感」の種類を見極める
- ポジティブな違和感
痛いところを指摘され、気まずくなる感覚。カウンセリングが進んでいる証拠かも。 - ネガティブな違和感
カウンセラーの態度への不信感。根本的なミスマッチの可能性。
- ポジティブな違和感
- カウンセリングを終結させる(辞める)方法
- ネガティブな違和感が続くなら、無理は禁物です。理想は、カウンセリングの場で正直に伝えることですが、メールや電話でも構いません。
- カウンセラー探しの旅は、無駄にならない
- たとえ合わなくても、その経験から「自分に合わないタイプ」が分かるだけでも大きな収穫です。その経験を次に活かせば、よりフィットした専門家に出会える確率は格段に上がります。
カラットセラピーのご案内(運営者が提供)
色彩心理とタロットを使って、テーマの可視化と言語化を支援するセッションです。
- 向いているケース
迷いの整理/人間関係やキャリアの選択/自分らしさの再確認 - 向かないケース
緊急性が高い心身の不調、医療的評価が必要な疑い

※医療・診断・治療ではありません。必要に応じて医療機関・公的窓口の利用をご検討ください。
結論:あなたの未来は、あなたの選択で変えられる
長い旅、お疲れ様でした。
15のチェックリストを進めてきたあなたは、もう以前のあなたではありません。
自分の悩みを客観視し、解決策の知識を身につけ、専門家を見つける方法を知り、最初の一歩を踏み出す準備が整いました。
カウンセリングやセラピーは、魔法ではありません。
それは、暗い森を彷徨うあなたの隣で、そっと足元を照らし、進むべき道を一緒に探し、時には転ばないように肩を貸してくれる、信頼できるパートナーとの共同作業です。
人生には誰しも迷いや不安があります。
私自身、何度も立ち止まりながら今の道にたどり着きました。
だからこそ、そっと背中を押してくれる存在が、どれほど大きな支えになるかを実感しています。
主役は、あくまであなた自身。
あなたの人生を、あなたの足で歩んでいく力を取り戻すための、心強いサポートなのです。
完璧な選択をしようと、思い悩む必要はありません。
大切なのは、「自分のために、行動を起こす」と決意すること。
このガイドが、あなたのその、尊い決意を力強く後押しできたなら、これに勝る喜びはありません。
もし、この長い旅の途中で、私(保志吏衣子)や、私が提供する「カラットセラピー」に、ほんの少しでもご縁を感じていただけたなら——
色やカード、そして対話を通して、あなた自身もまだ気づいていない「内なる声」に光を当て、次の一歩を踏み出すお手伝いができるかもしれません。
あなたの心が晴れ渡り、あなたらしい人生を歩んでいける日が来ることを、心から応援しています。
参考サイト

