パーソナルカラーの割合について調べているあなたは、「自分はどのタイプに当てはまるのだろう?」「日本人に一番多いのはどのカラー?」といった疑問をお持ちではないでしょうか。
パーソナルカラーとは、生まれ持った色素と調和する色のことで、正しい診断を受けることで自分の魅力を最大限に引き出せます。
この記事では、ブルベやイエベの日本人比率から、より詳しい16分割や多い順の16タイプまで、パーソナルカラーの割合に関する情報を網羅的に解説します。
また、ブルベ冬は珍しいという話や、特定のタイプに美人が多い、勝ち組といった噂の真相にも迫ります。
さらに、割合が日本と世界でどう違うのか、といった視点も交えながら、あなたの疑問を解消していきます。
- 日本人におけるパーソナルカラーのタイプ別割合
- 「ブルベ冬は勝ち組」といった噂の真相
- イエベ・ブルベの基本的な違いと特徴
- プロ診断など正確な診断方法の概要
日本人のパーソナルカラー割合を徹底解説

- まずは基本のパーソナルカラーとは
- パーソナルカラー診断の種類と特徴
- ブルベとイエベの日本人比率は?
- 日本人に一番多いタイプはどの季節か
- 逆に日本人1番少ないパーソナルカラー
- なぜブルベ冬は珍しいと言われるのか
まずは基本のパーソナルカラーとは

パーソナルカラーとは、その人が生まれ持った肌や髪、瞳の色といった色素に調和し、魅力を引き立ててくれる色のグループを指します。
自分に似合う色を身につけることで、肌に透明感や血色感が出たり、顔立ちがはっきりと見えたりする効果が期待できるのです。
パーソナルカラーは、まず大きく2つのベースカラーに分類されます。
- イエローベース(イエベ)
黄みを含んだ温かみのある色が似合うタイプです。肌を健康的で生き生きと見せる効果があります。 - ブルーベース(ブルベ)
青みを含んだ涼しげな色が似合うタイプです。肌の透明感を引き出し、すっきりとした印象を与えます。
そして、この2つのベースカラーは、さらに色の明るさ(明度)や鮮やかさ(彩度)といった要素によって、春夏秋冬の4シーズンに分けられます。
| ベースカラー | シーズン | 色のイメージ |
|---|---|---|
| イエローベース | スプリング(春) | 明るく鮮やかでクリアな色 |
| オータム(秋) | 深みがあり落ち着いた穏やかな色 | |
| ブルーベース | サマー(夏) | 明るく穏やかでソフトな色 |
| ウィンター(冬) | 鮮やかでハッキリとしたシャープな色 |
このように、自分はどのグループに属するのかを知ることが、パーソナルカラー活用の第一歩となります。

パーソナルカラー診断の種類と特徴

パーソナルカラーを知るための診断方法には、手軽に試せるものから専門家による本格的なものまで、いくつかの種類が存在します。
それぞれの診断方法にはメリットと注意点があるため、自分の目的や予算に合わせて選ぶことが大切です。
| 診断方法 | メリット | デメリット・注意点 |
|---|---|---|
| 自己診断 | 費用がかからず、いつでも試せる | 主観が入りやすく、思い込みによる誤診の可能性が高い |
| WEB診断 | 無料で気軽に診断できる | カメラや照明環境に結果が左右され、正確性に欠ける |
| 簡易診断 | 百貨店などで比較的安価に受けられる | 診断時間が短く、専門家でない場合があるため精度は限定的 |
| プロ診断 | 専門家がドレープ(色布)を使い、客観的で正確な診断を行う | 費用がかかり、予約が必要 |
最も正確な結果を知りたい場合は、やはり専門知識を持つカラーアナリストによるプロ診断が推奨されます。
プロ診断では、たくさんの色の布(ドレープ)を顔の近くにあて、顔色の変化を丁寧に見ながら似合う色のグループを特定していくため、納得感のある結果を得やすいでしょう。
ブルベとイエベの日本人比率は?

日本人には黄みがかった肌色の人が多いというイメージから、「日本人はイエベが多い」と一般的に言われることがあります。
しかし、これは必ずしも正確な情報ではありません。
結論として、プロの診断士の間では「実際にはブルベの方が多い」という意見も数多く見られます。
その理由は、肌の表面的な色と、肌の奥にあるアンダートーン(=ベースカラー)が異なるためです。
「黄み肌だからイエベ」と自己判断してしまうのは、典型的な誤診のパターンと言えるでしょう。
パーソナルカラー診断では、肌表面の色だけでなく、血管の色、瞳の色や輪郭、髪の毛の質感などを総合的に分析して、イエベかブルベかを判断します。
思い込みで似合う色の選択肢を狭めてしまわないためにも、表面的な肌色だけで判断しないことが重要です。
日本人に一番多いタイプはどの季節か

日本人の4シーズンの割合について、どのタイプが一番多いのかは、実は様々な説があり、一概に「これ」と断定することは難しいのが現状です。
これは、診断を行うアナリストの経験や、診断対象者の年代などによって結果に違いが出ることが理由として考えられます。
主に、以下のような説が見られます。
「ブルベ夏」が最も多いとする説
あるデータでは、「診断した人々の約6割がブルベ夏だった」というものもあります。
次点でイエベ春が2〜3割を占めるとされています。
ブルベ夏タイプは、ソフトで上品な色が似合い、日本人らしい清楚な雰囲気を持つ方が多いのが特徴です。
「イエベ春」が最も多いとする説
一方で、別の資料では「イエベ春が日本人女性で最も多い」と記述されていることもあります。
イエベ春タイプは、明るくクリアな色が似合い、若々しく可愛らしい印象を与えるのが特徴です。
「イエベ春とブルベ夏が同程度多い」とする説
さらに、「10代〜20代では、イエベ春とブルベ夏がそれぞれ約4割を占める」という見方もあります。
若い世代は肌の透明感が高いため、明るい色が似合う人が多い傾向にあるのかもしれません。
このように、情報源によって見解が分かれているため、あくまで参考の一つとして捉えるのが良いでしょう。
逆に日本人1番少ないパーソナルカラー

日本人に一番多いタイプについては諸説ありますが、逆に最も少ないタイプについては、比較的意見が一致する傾向にあります。
多くの専門家や調査によると、日本人に最も少ないパーソナルカラーは「ブルベ冬」とされています。
全体の約7%程度というデータもあり、希少なタイプと言えるでしょう。
また、診断士によっては「イエベ秋とブルベ冬が同じくらい少ない」という見方もあります。
これらのタイプが少ない理由としては、ブルベ冬の持つ「鮮やかで強いコントラスト」や、イエベ秋の持つ「深みのあるリッチな色合い」といった特徴が、日本人の平均的な色素の傾向とは少し異なるためと考えられています。
はっきりとした顔立ちや、しっかりとした髪質を持つ人が多いこれらのタイプは、いわゆる「あっさりとした日本人らしい雰囲気」とはまた違った魅力を持っています。
なぜブルベ冬は珍しいと言われるのか

前述の通り、ブルベ冬は日本人全体の割合で見たときに、最も少ないタイプの一つであることが「珍しい」と言われる最大の理由です。
高いコントラストを持つ色素や、鮮烈な青みの色を最も得意とするブルベ冬の特性は、日本人の中では少数派となります。
しかし、近年SNSなどを見ていると、「プロ診断でブルベ冬だった」という報告を頻繁に目にするため、本当に珍しいのか疑問に思う方もいるかもしれません。
この現象の背景には、いくつかの要因が考えられます。
一つは、自己診断によるズレです。
黒髪が似合う、またはクールな雰囲気に憧れるといった理由から、本来は別のタイプであるにもかかわらずブルベ冬だと自己判断してしまうケースがあります。
もう一つは、ブルベ冬の持つシャープで華やかなイメージが際立ち、SNS上で注目されやすいという点も挙げられるでしょう。
パーソナルカラー割合にまつわる様々な説

- ブルベ冬に美人が多いと言われる理由
- 勝ち組と呼ばれるパーソナルカラー
- 日本と世界での割合の違いについて
- 16分割で見る多い順16タイプ
- 様々な説があるパーソナルカラーの割合
ブルベ冬に美人が多いと言われる理由

ブルベ冬タイプは「美人が多い」というイメージを持たれることがよくあります。
これは、ブルベ冬の持つ特性が、はっきりとした華やかな印象を与えやすいためです。
その理由として、まず髪や瞳の色が濃く、肌とのコントラストが強いため、目鼻立ちがくっきりと際立って見える点が挙げられます。
また、黒や白といったモノトーン、ロイヤルブルーや真紅などの鮮やかな原色を最も得意とするため、モダンで洗練された雰囲気を演出しやすいのです。
このようなシャープでクールな印象が、いわゆる「美人」のイメージと結びつきやすいと考えられます。
芸能人やモデルにもブルベ冬と推測される方が多いことも、こうしたイメージを後押ししている一因と言えるでしょう。
ただし、これはあくまでイメージであり、どのシーズンタイプにもそれぞれの美しさや魅力があることは言うまでもありません。
勝ち組と呼ばれるパーソナルカラー

ブルベ冬が美人のイメージを持たれやすいことと関連して、「パーソナルカラーの勝ち組はブルベ冬だ」といった言説を耳にすることがあります。
しかし、結論から言うと、パーソナルカラーに勝ち負けや優劣は一切ありません。
パーソナルカラー診断は、あくまで自分自身の魅力を最大限に引き出すための色を見つける「ツール」です。
- イエベ春
キュートで若々しい魅力 - ブルベ夏
エレガントで上品な魅力 - イエベ秋
シックでゴージャスな魅力 - ブルベ冬
クールでドラマティックな魅力
このように、どのシーズンにも他のシーズンにはない固有の魅力があります。
「勝ち組」という考え方に囚われるのではなく、自分に似合う色を知り、自信を持ってファッションやメイクを楽しむことこそが、パーソナルカラーを活かす上で最も大切なことです。

日本と世界での割合の違いについて

パーソナルカラーのタイプの割合は、国や人種によって異なると考えられています。
肌や髪、瞳の色といった色素は、その土地の気候や遺伝的背景に大きく影響されるためです。
例えば、日本国内ですら、比較的温暖で日差しの強い沖縄や九州地方では、しっかりとした肌質や深い瞳を持つイエベ秋やブルベ冬の割合が多くなるという話があります。
このことからも、世界に目を向ければ、地域ごとの割合に違いがあるのは当然と言えるでしょう。
北欧など日照時間が短い地域では色素の薄い人が多く、ラテン系やアフリカ系の国々では色素の濃い人が多いように、人種的な特徴がパーソナルカラーの分布に大きく関わってきます。
したがって、日本での割合が、そのまま世界に当てはまるわけではありません。
16分割で見る多い順16タイプ

4シーズン分類をさらに進化させ、より詳細に個人の特徴を捉える診断方法として「16タイプ・パーソナルカラー診断」があります。
これは4シーズンを、それぞれ色のトーン(明るさ、鮮やかさ、清濁など)によってさらに4つに細分化するものです。
この16タイプ診断における割合は、診断を行うサロンの顧客層などによって大きく結果が異なります。
あくまで一例ですが、あるサロンの統計では、意外にも「冬」をファーストシーズンまたはセカンドシーズンに持つタイプ(冬冬、冬秋、秋冬など)が上位を占め、一般的に多いと言われる「夏」に関連するタイプが下位に集まるという結果が出ています。
これは、4シーズン診断の結果に納得できなかった人がセカンドオピニオンとして訪れるなど、サロンの特性が反映された結果かもしれません。
16タイプ診断は、よりパーソナライズされた結果が得られる一方で、その割合は非常に流動的であると言えます。
様々な説があるパーソナルカラーの割合

- パーソナルカラーは生まれ持った色素に調和する色のこと
- 大きくイエローベースとブルーベースに分けられる
- さらに春夏秋冬の4シーズンに分類される
- 診断方法には自己診断からプロ診断まである
- 正確性を求めるならプロによるドレープ診断が推奨される
- 日本人に多いタイプは「ブルベ夏」説や「イエベ春」説など様々
- どの説が正しいかは診断士や調査対象によって異なる
- 日本人に最も少ないのは「ブルベ冬」という意見が比較的多い
- ブルベ冬はクールで華やかな印象から人気が高い
- 「勝ち組」や優劣は存在せずどのタイプにも魅力がある
- 4シーズンをさらに細分化した16タイプ診断もある
- 16タイプ診断の割合はサロンによって結果が異なる
- 国や地域によってもパーソナルカラーの割合は変わる
- 自己診断での「黄み肌=イエベ」という思い込みは注意が必要
- 自分に似合う色を知り活かすことが最も大切


