タロットカードを見ていて、「この絵を自分で塗ってみたら、もっと意味を覚えやすいのでは?」と感じたことはないでしょうか。
タロット塗り絵は、単に完成した見本と同じ色を塗るためのものではありません。カードに描かれた人物、背景、植物、動物、道具などを一つひとつ観察しながら色を置いていくことで、普段は見落としていた象徴に気づきやすくなります。
また、「なぜ私はこの部分を赤くしたいのだろう」「このカードには明るい青より深い青が合う気がする」など、自分が受け取った印象を確かめる時間にもできます。
もちろん、選んだ色だけから心理状態や未来を断定できるわけではありません。大切なのは、塗り絵をきっかけにカードを丁寧に見て、自分が何を感じたのかを言葉にしてみることです。
この記事では、タロット塗り絵の基本的な楽しみ方から、カードの象徴を学ぶ方法、自分なりのリーディングにつなげる活用法まで分かりやすく解説します。
- タロット塗り絵を楽しむ基本的な方法
- 見本どおりに塗らなくてもよい理由
- カードの象徴や意味を学ぶための活用方法
- 塗った後の気づきをリーディングに生かす方法
タロット塗り絵とは

タロット塗り絵とは、タロットカードの線画や図柄を自分で着色して楽しむ方法です。完成品を鑑賞するだけではなく、カードの細部をじっくり見ることに大きな特徴があります。
一般的なタロットカードには、人物だけでなく、空、山、川、植物、動物、衣服、持ち物、建物、数字など、さまざまな要素が描かれています。
通常のリーディングではカード全体の印象を短時間で受け取ることも多いため、細部まで毎回確認するとは限りません。
一方、塗り絵では「ここにも花がある」「人物の足元にこんなものが描かれている」と、一つずつ図柄を追うことになります。
そのためタロット塗り絵は、
- 気分転換として楽しむ
- カードの絵柄に親しむ
- 象徴を覚える
- 自分の感じ方を確認する
- タロット学習の補助として使う
といった複数の楽しみ方ができます。
特に、カード名やキーワードを暗記する学び方が苦手な人にとって、「絵を見ながら覚える」という方法は一つの選択肢になります。
タロット塗り絵に正解の色はない
タロット塗り絵を始めると、「本物のカードと同じ色に塗ったほうがよいの?」と迷うかもしれません。
結論からいえば、必ずしも見本どおりに塗る必要はありません。
タロットの図柄には伝統的な象徴や配色がありますが、塗り絵を何のために使うかによって、適した方法は変わります。
見本を参考に塗る方法
タロットの象徴や元のカードデザインを学びたい場合は、実際のカードを横に置き、配色を確認しながら塗る方法があります。
たとえば、同じカードの中でも、
- 背景は何色か
- 人物の服は何色か
- 空や地面はどのように塗り分けられているか
- 目立つ色はどこに配置されているか
を確認してみます。
ただ眺めるだけでは気づかなかった色の配置が見えてくることもあるでしょう。
「このカードには黄色が多い」「赤が人物の服だけに使われている」といった発見が、図柄を覚える手がかりになります。
自由に色を選ぶ方法
もう一つは、見本から離れて、自分がしっくりくる色を自由に選ぶ方法です。
たとえば本来は青い部分でも、「今日は紫にしたい」と感じるなら、紫を使ってもかまいません。
重要なのは、「正しい色を当てること」ではなく、自分がカードを見てどのような印象を受け取ったのかに気づくことです。
完成した後に、
「なぜこの色を選んだのだろう」
「塗る前と後で、カードの印象は変わっただろうか」
と振り返ってみると、単なる塗り絵とは違う発見につながります。
最初から「色には必ず意味がある」と考えすぎなくても大丈夫です。まずは気になる色を選び、完成してから自分がどんな印象を受けたのかを振り返るほうが、自然に取り組みやすくなります。
塗り絵でカードを観察する
タロット塗り絵を学習に活用するなら、色を塗ること以上に「何が描かれているかを見ること」を大切にしてみてください。
カードを一枚選び、塗り始める前に30秒ほど眺めるだけでも構いません。
人物を見る
人物が描かれているカードなら、最初に姿勢や表情を見てみましょう。
確認できるポイントには、
- どちらを向いているか
- 座っているか、立っているか
- 視線はどこへ向いているか
- 手に何を持っているか
- 一人なのか複数なのか
- 周囲の人物との距離はどうか
などがあります。
たとえば、人物が前を見ているカードと、後ろを振り返っているカードでは、受ける印象が違うかもしれません。
ただし、「右を向いているから必ず未来を意味する」というように、一つの要素だけで意味を固定する必要はありません。
デッキや解説体系によって象徴の扱い方が異なることもあるため、まずは事実として「何が描かれているか」を確認し、その後に自分の感じ方を重ねると整理しやすくなります。
背景を見る
人物に目が行きやすいカードでも、背景には多くの情報があります。
たとえば、
- 山
- 海や川
- 雲
- 道
- 城や建物
- 木や花
- 荒れた地面
- 明るい空や暗い空
などです。
塗り絵では、背景にも色を置く必要があります。そのため、普段なら読み飛ばしてしまう部分にも自然と目が向きます。
「遠くに山があった」「人物の後ろに道が続いていた」という発見が、そのカードの物語を理解するきっかけになることもあります。
小物や記号を見る
タロットには、剣、杖、杯、硬貨などをはじめ、さまざまな道具や記号が登場します。
色を塗りながら、
「なぜこの人物はこれを持っているのだろう」
「同じスートでも、カードによって置かれ方が違う」
と比べてみると、カード同士の関係も見えやすくなります。
細かな象徴をすべて暗記する必要はありません。
まずは「気になったものを一つ見つける」くらいから始めると、無理なく続けられます。
象徴を学ぶ塗り絵の方法
タロット塗り絵を学習目的で使う場合は、ただ完成させるだけではなく、塗る前後に簡単な記録を残してみましょう。
特別なノートを用意しなくても、手元のメモ帳で十分です。
塗る前の印象を書く
まず、カードを見た瞬間の印象を短い言葉で書きます。
たとえば、
- 明るい
- 少し怖い
- 静か
- 忙しそう
- 希望を感じる
- 緊張感がある
- 一人になりたい感じがする
といった程度で構いません。
正解かどうかを考える必要はありません。
ここではカードの一般的な意味を答えるのではなく、「私はどう見えたか」を記録します。
気になる部分から塗る
次に、最も目に留まった場所から色を塗ってみます。
一般的な塗り絵では広い場所から塗る方法もありますが、タロット学習として使うなら、必ずしもその順番にこだわらなくて大丈夫です。
たとえば人物が持つ杯が気になったなら、杯から塗ります。
太陽が目に入ったなら、太陽から始めます。
自分がどの部分に最初に注意を向けたのかも、そのカードを観察する手がかりになります。
色を選んだ理由を考える
すべての色に理由を付ける必要はありませんが、特に迷った場所があれば少し考えてみましょう。
たとえば、
「赤と青で迷ったけれど、今日は落ち着いた感じにしたかったので青にした」
「本来のカードより暗い色にしたくなった」
など、自分の選択を言葉にします。
ここで注意したいのは、色の選択から自分の心理状態を決めつけないことです。
青を選んだから冷静、赤を選んだから情熱的というように、一色だけで性格や心理を判断することはできません。
色彩に対する印象には文化、経験、好み、その日の気分などさまざまな要因が関係します。
そのため、「私は今、この青を落ち着くと感じた」というように、自分自身の感覚として扱うことが大切です。
完成後にもう一度見る
塗り終えたら、最初に書いた印象と完成後の印象を比べます。
たとえば、
「最初は怖いカードに見えたが、塗ってみると意外と静かな印象になった」
「人物ばかり見ていたが、背景の道が気になるようになった」
といった変化があるかもしれません。
この「見る→塗る→もう一度見る」という流れそのものが、カードを丁寧に読む練習になります。

色から感じたことを言葉にする
タロット塗り絵では、自分が選んだ色について考えることも楽しみの一つです。
ただし、色彩心理を扱うときは「この色を選んだから、あなたはこういう人」と断定しないようにしましょう。
色の印象は人によって違う
たとえば赤という色を見て、
- 元気
- 情熱
- 危険
- 怒り
- 温かさ
- お祝い
など、異なる印象を持つ人がいます。
同じ人でも、状況によって受け取り方が変わることがあります。
そのため塗り絵で大切なのは、一般的な色の意味を当てはめることより、「自分にとって、この色は今どんな感じがするか」を確かめることです。
色を変えると印象も変わる
同じ線画をコピーできる場合は、配色を変えて2枚塗ってみるのも興味深い方法です。
たとえば1枚目は明るい色、2枚目は落ち着いた色を中心にします。
完成後に並べて、
「どちらが安心するか」
「どちらのほうがカードの物語に合っていると感じるか」
「どの部分の印象が大きく変わったか」
を見てみましょう。
色によって絵から受ける印象が変わることを、自分の目で確かめられます。
タロットの意味を覚える活用法

カードの意味を覚えることが目的なら、塗り絵と通常のタロット学習を組み合わせると整理しやすくなります。
単語を大量に暗記するのではなく、図柄と意味を結びつけていきましょう。
まず絵だけを見る
最初から解説書を読むのではなく、まず線画だけを見ます。
「何が起こっている場面に見えるか」
「この人物はどんな状況にいるように見えるか」
「明るい場面か、緊張した場面か」
などを自由に考えてみます。
ここでは正解を出すことが目的ではありません。
カードを見る力を育てるための観察です。
次に一般的な意味を確認する
自分の印象を書いた後に、使用しているデッキの解説書などで一般的な意味を確認します。
すると、
「自分が感じたことと近かった」
「まったく違うところを見ていた」
「この小物が重要だったのか」
といった比較ができます。
この差を確認することも大切な学習です。
自分の直感だけに寄せすぎず、反対にキーワードだけに縛られすぎず、両方を行き来しながら理解を深めていきます。
キーワードを3つに絞る
意味を覚えようとして、1枚につき10個以上のキーワードを書き並べると、かえって混乱することがあります。
最初は、
- カード全体のテーマ
- 明るい側面
- 注意したい側面
など、3つ程度に絞ってみるのも方法の一つです。
たとえば完成した塗り絵の余白や別のノートに、自分にとって覚えやすい短い言葉を書いておきます。
後からカードを見返したとき、図柄とキーワードを同時に思い出しやすくなります。

1枚を深く学ぶ練習
タロットは枚数が多いため、「早く全部覚えなければ」と焦る人もいます。
しかし塗り絵を使うなら、1日に何枚も進めるより、1枚をじっくり観察する使い方もおすすめです。
1枚から物語を考える
カードに描かれた場面を見て、短い物語を考えてみます。
たとえば、
「この人物はどこから来たのだろう」
「この後どこへ向かうのだろう」
「何を大切にしているように見えるだろう」
と問いかけます。
これはカードに描かれた人物の「本当の気持ち」を当てる作業ではありません。
図柄を手がかりに、カードのテーマを自分の言葉で理解する練習です。
前後のカードと比べる
大アルカナや小アルカナを順番に学んでいる場合は、前後のカードと並べて比較する方法もあります。
たとえば、
- 人物が増えたか減ったか
- 背景が明るくなったか
- 道具の扱われ方が変わったか
- 動きがあるか静止しているか
といった点を見比べます。
タロットを単独のカードとして暗記するのではなく、一連の流れとして見ることで理解しやすくなることがあります。
すべての象徴を一度に覚えようとせず、「今日は人物の姿勢を見る」「今日は背景を見る」のように観察テーマを一つ決めると、塗り絵を楽しみながら学習を続けやすくなります。
リーディングにも活用できる
タロット塗り絵に慣れてくると、実際のリーディングにも観察経験を生かしやすくなります。
これは、塗り絵によって未来が分かるようになるという意味ではありません。
カードを見るときの視点が増える、ということです。
キーワード以外にも目を向ける
タロット初心者の頃は、カードが出るたびに「このカードの意味は何だった?」とキーワードを思い出そうとしがちです。
しかしタロットの図柄には、言葉だけでは捉えにくい情報も含まれています。
塗り絵で日頃から絵を細かく見ていると、
「今日はこの人物の表情が気になる」
「いつもは気にならない背景が目に入る」
という読み方もしやすくなります。
そのときに大切なのは、気になった部分を絶対的な答えと考えないことです。
「私はなぜここが気になったのだろう」と問いを広げるために使います。
自分への問いに変える
たとえばカードの中に二つの道が描かれていて、それが気になったとします。
その場合、
「二つの道があるから二者択一の未来になる」
と断定するのではなく、
「今の自分にも、選択に迷っていることはあるだろうか」
という問いに変えることができます。
タロットを自分自身を見つめるために活用するなら、このようにカードから問いを作る方法は有効です。
カラットセラピーでも、カードを「答えを一方的に決めるもの」として扱うのではなく、自分の気持ちや本音を見つめるための手がかりとして大切にしています。
タロット塗り絵の始め方
タロット塗り絵を始めるために、最初から多くの画材をそろえる必要はありません。
続けられるか分からない場合は、手元にある色鉛筆などから始めてみてください。
用意するもの
基本的には次のようなものがあれば十分です。
- タロットの線画や塗り絵
- 色鉛筆やカラーペン
- 消しゴム
- 気づきを書くノートやメモ
- 必要に応じて参考にするタロットカードや解説書
色鉛筆は濃淡を調整しやすく、細かな部分も比較的塗りやすいため、初めての人にも扱いやすいでしょう。
一方、カラーペンは発色がはっきりしやすい反面、紙によっては裏移りすることがあります。
画材の優劣より、自分が気軽に使えるものを選ぶことが大切です。
最初は好きなカードでよい
「愚者から順番に塗らなければならない」と考える必要もありません。
気になるカード、絵柄が好きなカード、最近よく目にするカードなどから始めても大丈夫です。
好きなカードから始めたほうが、楽しみながら続けやすい人もいます。
体系的に学びたくなった段階で、大アルカナを順番に進めたり、スートごとに小アルカナを整理したりしても遅くありません。
塗り絵を記録として残す
塗り終えた作品は、単なる完成品ではなく、自分の学習記録として残すこともできます。
時間を置いて見返すと、同じカードへの印象が変わっていることに気づくかもしれません。
日付を書く
完成したページには、日付を書いておくのがおすすめです。
数か月後に同じカードを塗ったとき、
「以前は暗い色を多く使ったけれど、今回は明るい色を選びたくなった」
という違いが見えることがあります。
ただし、その変化を「心理状態が改善した」などと単純に判断する必要はありません。
好みが変わっただけかもしれませんし、使用した画材や季節、参考にしたカードの違いが影響している可能性もあります。
「今はこう感じるのだな」と観察する程度で十分です。
一言メモを添える
塗り絵の横には、長い文章を書く必要はありません。
たとえば、
- 一番気になった部分
- 塗るのに迷った場所
- 完成後に感じたこと
- 覚えておきたいカードの意味
- 自分に投げかけたい質問
を1〜3行程度書きます。
「きれいにまとめなければ」と考えるより、後から自分が見て分かることを優先すると続けやすくなります。

塗り絵で避けたい思い込み

タロット塗り絵は自由に楽しめますが、象徴や色の意味を学ぶほど、「正解を出さなければ」と考えやすくなる場合があります。
ここでは、特に気をつけたい点を整理します。
色だけで心理を断定しない
「黒を使ったからネガティブ」「赤を使ったから怒っている」など、使用した色だけから心理状態を断定することは避けましょう。
同じ色でも人によって意味づけは異なります。
黒が好きだから使った人もいれば、カードの雰囲気に合うと思って選んだ人もいます。
重要なのは一般論をそのまま当てはめることではなく、「自分にとってこの色はどう感じられるか」を考えることです。
元の配色と違っても間違いではない
タロットの歴史や図像を専門的に研究する目的なら、元のデッキの配色を正確に確認する意味があります。
しかし、自己理解や観察のための塗り絵であれば、元の色と違うから失敗ということにはなりません。
目的を混同しないことが大切です。
カードの意味を一つに固定しない
塗り絵で象徴を覚えると、「この花があるから必ず○○」「この色だから必ず○○」とルール化したくなることがあります。
しかしタロットの読み方は、カード全体の構図、質問、他のカードとの関係などによっても変わります。
象徴は答えを固定するためではなく、考える視点を増やすために使うほうが柔軟です。
タロットを楽しく学ぶコツ
タロット塗り絵を続けるコツは、勉強だけにしすぎないことです。
「全部覚えるために塗る」と考えると、カード枚数の多さが負担になってしまうことがあります。
完成度を求めすぎない
はみ出しても、色の組み合わせが気に入らなくても問題ありません。
作品としての完成度を競うものではないからです。
「今日はここまで」と途中で終えても構いません。
重要なのは、色を塗りながらカードを見た時間そのものです。
気づきが一つあれば十分
1枚塗って、
「このカードには鳥が描かれていた」
「人物の足元を初めてじっくり見た」
という発見が一つあれば、それだけでも学習になります。
毎回深い気づきを得ようとする必要はありません。
同じカードを何度塗ってもよい
一度塗ったカードを、別の配色でもう一度塗るのもおすすめです。
最初は元のカードに近い色、次は自由な色というように条件を変えてみてもよいでしょう。
同じ線画でも、配色によって印象が大きく違って見えることがあります。
その変化を比較することも、色と図柄の関係を考える練習になります。
もっと深く学びたいときは
塗り絵をきっかけにタロットへの興味が深まったら、カードの意味を覚えるだけでなく、自分への問いかけ方も学んでみると理解が広がります。
たとえば、
「このカードは何を予言しているのか」
だけではなく、
「このカードを見て、私は何に目が向いたのか」
「今の自分に重なる部分はあるか」
「本当はどうしたいと思っているのか」
と問いを変えてみます。
こうした見方を身につけると、タロットを未来の答えを決めてもらうためだけではなく、自分の考えを整理する手がかりとして扱いやすくなります。
カラーやタロットを自己理解に生かす考え方を基礎から知りたい場合は、カラットセラピーの無料メール講座も学びの入口として活用できます。実践を交えながら学びたい人は、自分のペースに合った方法から始めてみてください。
さらに、タロットやカラーを体系的に学び、将来的に人との対話や仕事にも生かしたい場合は、資格講座という選択肢もあります。ただし、資格を取ること自体が仕事や収入を保証するものではありません。何のために学びたいのかを整理したうえで検討することが大切です。
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タロット塗り絵のよくある質問
- タロット塗り絵は見本と同じ色にするべきですか?
-
必ずしも同じ色にする必要はありません。
元のカードの象徴や配色を学びたいなら、見本を参考に塗る方法が向いています。一方、自分が感じた印象を大切にしたいなら、自由な色を選んでも構いません。
「元の配色を学ぶ回」と「自由に塗る回」を分けるのもおすすめです。
- 色鉛筆とカラーペンはどちらがおすすめですか?
-
初めてなら、濃淡を調整しやすく細かい部分も塗りやすい色鉛筆が使いやすいでしょう。
ただし、画材に決まりはありません。カラーペン、クレヨン、水彩など、自分が楽しめるものを選べます。
線画の紙質によってはインクが裏移りしたり、水分で紙が波打ったりするため、画材との相性だけ確認しておくと安心です。
- タロットの意味を覚えるのに役立ちますか?
-
役立つことがあります。
特に、カード名とキーワードだけを暗記するより、絵を見ながら覚えたい人には相性のよい方法です。
人物、背景、小物などを実際に塗ることで、図柄の細部に気づきやすくなります。ただし塗るだけで意味をすべて覚えられるわけではないため、解説書などで一般的な意味も確認しながら学ぶとよいでしょう。
- 選んだ色から自分の心理が分かりますか?
-
一つの色だけから性格や心理状態を断定することはできません。
色にはさまざまなイメージがありますが、感じ方には個人差があります。また、その日の気分、経験、文化、好みなどによっても印象は変わります。
「青を選んだから私はこういう心理だ」と決めるのではなく、「今日はなぜこの青が気になったのだろう」と自分に問いかける材料として使うのがおすすめです。
- 初心者はどのカードから塗ればよいですか?
-
基本的には、好きなカードや気になるカードから始めて構いません。
体系的に覚えたい場合は大アルカナを順番に進める方法もありますが、最初から順番にこだわる必要はありません。
まず1枚をじっくり観察し、「何が描かれているか」「どんな印象を受けたか」を確認してみてください。その積み重ねが、カードを読む土台になります。
まとめ
タロット塗り絵は、完成見本と同じ色を正確に再現することだけが目的ではありません。
カードに描かれた人物、背景、小物、植物などを一つひとつ観察しながら色を塗ることで、普段は見落としていた象徴に気づきやすくなります。
学習に活用するなら、
- 塗る前の印象を書く
- 気になる部分を観察する
- 自分なりに色を選ぶ
- 一般的なカードの意味を確認する
- 完成後の印象をもう一度言葉にする
という流れがおすすめです。
大切なのは、「正しい色を選べたか」「正しい解釈ができたか」だけを気にしないことです。
同じカードを見ても、目に留まる場所や受ける印象は人によって違います。自分が何を感じたのかを丁寧に確かめながら、一般的なカードの意味と照らし合わせていくことで、タロットへの理解は少しずつ深まっていきます。
タロットを未来や運命を一方的に決めるものとしてではなく、今の自分を見つめるきっかけとして使いたいときにも、塗り絵は取り入れやすい方法です。
まずは気になるカードを1枚選び、上手に仕上げることよりも、図柄をゆっくり眺めるところから始めてみてください。


