タロット用語集|初心者が知っておきたい基本用語をわかりやすく解説

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タロット用語集|初心者が知っておきたい基本用語をわかりやすく解説

タロットを学び始めると、「アルカナ」「スート」「コートカード」「スプレッド」など、日常ではあまり使わない言葉が次々に出てきます。

カードの意味そのものは何となく理解できても、解説書に専門用語が多いと、「そもそもこの言葉は何を指しているの?」と途中で立ち止まってしまうこともあるでしょう。

けれども、最初からすべてのタロット用語を暗記する必要はありません。まずはカードの構成や占い方に関する基本用語を知り、実際にカードを引きながら少しずつ覚えていけば十分です。

この記事では、初心者のあなたがタロットの解説書や講座を理解しやすくなるよう、よく使われる基本用語を意味や使い方とともに整理します。

記事の監修者

株式会社ココロザC代表取締役。カラーセラピスト・心理カウンセラーとして活動。
日本初の「カラットセラピー」を創生。相談実績は延べ20,000人以上。
カラットセラピスト育成実績は800名以上。

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この記事を読むと分かること
  • アルカナ・スート・コートカードなどカード構成に関する基本用語
  • シャッフル・カット・ドローなどカードを引くときに使う用語
  • スプレッド・ポジションなどタロットを展開するときの用語
  • 正位置・逆位置・キーワードなどカードを解釈するときの基本用語
目次

タロットの構成に関する用語

タロットの構成に関する用語

まず知っておきたいのが、タロットカードそのものの構成を表す言葉です。「大アルカナ」「小アルカナ」「スート」などを理解すると、解説書に書かれている内容を整理しやすくなります。

アルカナ

アルカナ(Arcana)は、タロットカードの分類を表すときに使われる言葉です。

一般的な78枚構成のタロットカードは、大きく次の2種類に分かれます。

  • 大アルカナ:22枚
  • 小アルカナ:56枚

「大アルカナだけで占う」「小アルカナも含めて78枚で占う」といった説明を見かけることがありますが、この場合のアルカナはカードのグループを指しています。

初心者のうちは、「タロットには大きなテーマを示す大アルカナと、より具体的な出来事や状況を表現するために使われる小アルカナがある」と覚えておけば十分でしょう。

大アルカナ

大アルカナ(Major Arcana)は、一般的な78枚のタロットデッキに含まれる22枚のカードです。

「愚者」「魔術師」「女教皇」「皇帝」「恋人」「死神」「太陽」「世界」など、タロットを知らない人にも比較的知られているカードの多くが大アルカナに含まれます。

大アルカナは、人生の節目や重要なテーマ、価値観の変化などを考える際に用いられることが多いカードです。ただし、「大アルカナが出たから必ず大事件が起こる」と決まっているわけではありません。

質問内容やスプレッドの位置、周囲のカードとの関係によって意味の重みは変わります。

小アルカナ

小アルカナ(Minor Arcana)は、一般的な78枚構成のタロットのうち、大アルカナ22枚を除いた56枚です。

小アルカナは4つのスートに分かれ、各スートには14枚ずつカードがあります。

一般的には、

  • エースから10までの数札10枚
  • ペイジ、ナイト、クイーン、キングの人物札4枚

という構成です。

日常生活の出来事、感情、人との関わり、行動、考え方など、比較的具体的な状況を読み解く際に活用されます。

スート

スート(Suit)とは、小アルカナを分類する4つのグループのことです。

ライダー・ウェイト・スミス系のタロットでは、一般的に次の4種類があります。

スクロールできます
スート日本語での呼び方の例よく関連づけられるテーマ
ワンド棒・杖行動、情熱、意欲、創造性
カップ聖杯感情、愛情、人間関係
ソード思考、判断、言葉、葛藤
ペンタクル金貨・コインお金、仕事、身体、現実的な基盤

この対応は、カードを解釈するときの代表的な考え方の一つです。必ず一つの意味だけを表すわけではありません。

また、使用するデッキによってスートの名称が異なる場合があります。たとえば「ペンタクル」が「コイン」や「ディスク」と表記されていることもあります。

名前が違っていても、どのスートに対応しているのかを確認すれば読み進められます。

数札

数札(ナンバーカード)とは、小アルカナのうち、人物札を除いたエースから10までのカードです。

一つのスートにつき10枚あるため、4スートを合わせると40枚になります。

たとえば、

  • ワンドの3
  • カップの6
  • ソードの10
  • ペンタクルの2

などが数札です。

数字そのものの象徴と、各スートのテーマを組み合わせて解釈する方法もあります。

たとえば「2」を選択や二者の関係、「3」を発展や広がりと関連づけるなどの読み方がありますが、数字の解釈には流派や学習方法による違いもあります。

最初から数字の象徴をすべて覚えるより、個々のカードの絵柄と意味を確認しながら共通点を見つけていくと理解しやすいでしょう。

コートカード

コートカード(Court Cards)は、小アルカナに含まれる人物札の総称です。

ライダー・ウェイト・スミス系では、各スートに次の4枚があります。

  • ペイジ
  • ナイト
  • クイーン
  • キング

4種類×4スートなので、合計16枚です。

コートカードは、実在する人物を表すものとして読む場合もあれば、その人が持っている態度や役割、物事への向き合い方として読む場合もあります。

たとえば「キングが出たから年上の男性」と決めつける必要はありません。責任を持つ姿勢、経験を生かす態度、状況を統率する役割など、人物像を象徴的に読むこともできます。

ワンポイントアドバイス

コートカードは「誰のことか」を当てようとすると難しく感じやすいカードです。まずは人物を特定するより、「今どのような姿勢や役割が求められているのだろう」と考えてみると読みやすくなります。

ペイジ

ペイジ(Page)は、コートカードの一つです。

学び始める段階、好奇心、知らせ、可能性などと関連づけて解釈されることがあります。

ただし、スートによって表れ方は異なります。たとえばカップのペイジなら感情や人間関係、ソードのペイジなら思考や情報といったように、スートとの組み合わせで考えます。

ナイト

ナイト(Knight)もコートカードの一つで、一般的には行動や前進、何かに向かって進んでいく姿勢などと関連づけられます。

同じナイトでも、カードによって行動の仕方は異なります。

勢いよく進むイメージのカードもあれば、慎重に時間をかけて取り組むイメージのカードもあるため、「ナイト=行動力」と一語だけで覚えるより、絵柄やスートも合わせて見ることが大切です。

クイーン

クイーン(Queen)は、成熟した受容力、内面的な力、育む姿勢などと関連づけて読まれることがあるコートカードです。

「女性を表すカード」と紹介されることもありますが、必ずしも相談者や周囲の女性を示すとは限りません。

性別に結びつけるだけではなく、そのカードが表現している態度や性質を読む方法もあります。

キング

キング(King)は、成熟、責任、統率、社会的な役割などと関連づけられることが多いコートカードです。

キングについても「男性を表す」と限定せず、その場面で主体的に判断することや、経験を生かして物事を扱う姿勢として読むことができます。

カードの向きに関する用語

タロットでは、カードが上下どちらの向きで出たかによって解釈を変える方法があります。ここでは「正位置」「逆位置」を中心に確認しておきましょう。

正位置

正位置(Upright)とは、カードの絵柄が通常の向きで出ている状態です。

正位置では、そのカードが持つ代表的な意味や性質が比較的素直に表れているものとして読む方法が一般的です。

ただし、「正位置=良い意味」ということではありません。

たとえば葛藤や停滞などを表現するカードであれば、正位置でも注意が必要なテーマとして読むことがあります。

逆位置

逆位置(Reversed)とは、カードが上下逆さまの状態で出ていることです。

逆位置の解釈にはいくつかの方法があります。

  • 正位置の意味が弱まっている
  • 意味が過剰に表れている
  • 内面的に起きている
  • 進行が滞っている
  • 正位置とは異なる側面が表れている

「正位置の完全な反対」とだけ考える方法もありますが、すべてのカードに機械的に当てはめると不自然になる場合があります。

なお、タロット占いでは逆位置を採用しない読み方もあります。逆位置を使わなければ間違いということではありません。

「正位置なら幸運、逆位置なら不幸」という単純な分け方ではありません。カードの意味は、質問内容やスプレッドの位置、周囲のカードなども含めて考えることが大切です。

カードを扱うときの用語

カードを扱うときの用語

実際にタロットを始めると、「シャッフルしてください」「カードをカットします」といった言葉が出てきます。カードを準備して引くまでの基本用語を見ていきましょう。

デッキ

デッキ(Deck)とは、一組のタロットカード全体のことです。

「新しいデッキを買う」「このデッキは初心者向け」といった使い方をします。

一般的なタロットは78枚ですが、独自の構成を持つカードもあるため、購入するときは収録枚数やカード体系を確認すると安心です。

シャッフル

シャッフル(Shuffle)とは、カードを混ぜることです。

トランプのように手で切る方法のほか、テーブルの上でカードを広げて混ぜる方法などがあります。

「何回シャッフルしなければならない」という絶対的な回数が決まっているわけではありません。

カードが十分に混ざり、自分が「ここで引こう」と区切りをつけられる方法を選べばよいでしょう。

カット

カット(Cut)とは、カードの束をいくつかに分け、順番を入れ替える操作です。

シャッフルのあとに行うこともあります。

占術によって細かな手順が決められている場合もありますが、自分でタロットを楽しむ段階では、手順そのものに神経質になりすぎる必要はありません。

ドロー

ドロー(Draw)とは、カードを引くことです。

「1枚ドローする」「3枚ドローする」といった使い方をします。

日本語では単純に「カードを引く」と表現されることも多いため、専門用語として暗記しなくても意味が分かれば問題ありません。

ジャンピングカード

シャッフルしている途中に、束から飛び出したカードをジャンピングカードなどと呼ぶことがあります。

飛び出したカードを特別なメッセージとして読む方法もありますが、必ず採用しなければならないルールではありません。

単なるシャッフル中の偶然として束に戻しても構いません。

自分のリーディングで採用するかどうか、あらかじめ決めておくと迷いにくくなります。

リーディングに関する用語

タロットでカードを引き、その意味を質問に沿って考えていくことを「リーディング」と呼びます。ここでは占う場面で頻出する用語を整理します。

リーディング

リーディング(Reading)とは、引いたカードを質問や状況に照らして解釈することです。

単にカードの意味を暗記して読み上げることだけを指すのではありません。

たとえば「恋人」のカードに「選択」というキーワードがあったとしても、

  • 転職を迷っている
  • 人間関係について考えている
  • 今後の方針を決めたい

という質問では、同じ「選択」という言葉でも読み方が変わってきます。

カードの意味と相談内容を結びつけて考えることがリーディングの大切な部分です。

リーダー

リーダー(Reader)とは、タロットカードを引き、解釈する側の人です。

自分自身を占うセルフリーディングでは、自分がリーダーであると同時に質問者でもあります。

クエレント

クエレント(Querent)とは、質問をする人、相談する人を指す言葉です。

日本語のタロット解説では、

  • 質問者
  • 相談者
  • 依頼者

などと表現されることもあります。

初心者向けの解説ではあまり使われない場合もありますが、海外のタロット資料を読むと頻繁に登場する言葉です。

クエスチョン

クエスチョン(Question)は、タロットでカードを引く際に設定する質問です。

タロットでは、「私は幸せになれますか?」のように非常に広い質問よりも、

「この状況で私ができることは何だろう」 「仕事を選ぶうえで何を大切にするとよいだろう」

など、自分が考えたり行動したりできる範囲を含む質問にすると、カードから得られる視点を具体的に整理しやすくなります。

カラットセラピーでも、カードを未来を決めつける道具として扱うのではなく、自分の気持ちや選択肢を見つめるための手がかりとして活用することを大切にしています。

スプレッドに関する用語

カードをどのように並べ、それぞれにどのような役割を持たせるかを決めるのがスプレッドです。初心者は少ない枚数から始めると理解しやすいでしょう。

スプレッド

スプレッド(Spread)とは、タロットカードの並べ方や展開方法のことです。

カードを何枚使うかだけではなく、

  • どこにカードを置くか
  • それぞれの場所が何を意味するか
  • どの順番で読むか

まで含めた「読み方の型」と考えると分かりやすいでしょう。

有名なスプレッドには、ワンオラクル、3枚引き、ケルト十字などがあります。

ポジション

ポジション(Position)とは、スプレッドの中でカードが置かれる場所と、その場所に割り当てられた意味です。

3枚引きであれば、たとえば、

  1. 過去
  2. 現在
  3. 未来

というポジションを設定することがあります。

同じカードが出ても、「過去」の位置にある場合と「今後のアドバイス」の位置にある場合では読み方が変わります。

カード単体の意味だけではなく、何を表す場所に出たのかを見ることが大切です。

ワンオラクル

ワンオラクルとは、カードを1枚だけ引いて読む方法です。「1枚引き」と呼ばれることもあります。

「今日意識したいこと」 「この問題を考えるうえで大切な視点」

など、一つのテーマについてシンプルに考えたいときに向いています。

使うカードが1枚なので簡単そうに見えますが、一つのカードをじっくり観察できるため、初心者の練習にも適しています。

3枚引き

3枚引きは、その名のとおり3枚のカードを並べて読む方法です。

ポジションの設定にはさまざまな例があります。

スクロールできます
1枚目2枚目3枚目
過去現在未来
原因現状対策
自分相手二人の関係
選択肢A選択肢B判断のポイント

大切なのは、カードを引いてから都合よくポジションを変更するのではなく、引く前に各位置の意味を決めておくことです。

ケルト十字

ケルト十字(Celtic Cross)は、タロットでよく知られている10枚のスプレッドです。

現在の状況、課題、背景、意識、周囲の状況、今後の可能性など、複数の観点からテーマを見ていくために使われます。

ただし、ポジションの名称や解釈方法には書籍・流派による違いがあります。

初心者が最初からケルト十字を使う必要はありません。カード同士の関係を読む必要があるため、まず1枚引きや3枚引きでカードに慣れてから挑戦する方法もおすすめです。

シグニフィケーター

シグニフィケーター(Significator)は、相談者本人やテーマの中心を象徴するために置くカードです。「象徴カード」と説明されることもあります。

リーダーが事前に選ぶ場合もあれば、カードを引いて決める場合もあります。

すべてのスプレッドで必要なものではありません。

補助カード

最初に引いたカードだけでは意味を整理しにくいとき、追加で引くカードを補助カードクラリファイアー(Clarifier)と呼ぶことがあります。

たとえば「このカードが示している課題について、もう少し具体的に知りたい」といった場合に追加します。

ただし、分からないたびに何枚も追加していくと、かえって情報が増えて混乱することがあります。

ワンポイントアドバイス

カードの意味に迷ったときは、すぐ補助カードを増やす前に、最初のカードの絵柄、質問、ポジションをもう一度確認してみましょう。1枚のカードから丁寧に考えることも、リーディングの大切な練習になります。

カードを解釈する用語

カードを解釈する用語

タロットを学ぶと、「キーワード」「象徴」「コンビネーション」など、カードをどう読むかに関する言葉も出てきます。それぞれの意味を知ると、丸暗記から一歩進んだ読み方がしやすくなります。

キーワード

キーワードとは、そのカードを理解するために代表的な意味を短い言葉でまとめたものです。

たとえば一つのカードについて、

  • 始まり
  • 決断
  • 休息
  • 葛藤
  • 完成

といった単語が紹介されることがあります。

キーワードはカードを覚えるうえで便利ですが、それ自体が「正解」ではありません。

同じカードでも質問によって適切な表現は変わります。

カードを覚えるときは、キーワードを入口にしながら「なぜこのカードからその言葉を連想できるのか」まで考えてみると、応用しやすくなります。

シンボル・象徴

カードの絵に描かれている人物、色、動物、植物、建物、天候、道具などをシンボル(象徴)として読むことがあります。

たとえば、

  • 人物がどちらを向いているか
  • 空は明るいか暗いか
  • 水が描かれているか
  • 人物同士にはどのくらい距離があるか
  • 武器や道具をどのように持っているか

といった点も、カードを考える手がかりになります。

象徴には伝統的な解釈がある一方、自分が絵を見て何を感じたのかという観察も大切です。

ただし、自分が感じた印象を「カードの普遍的な意味」と決めつけないよう、一般的な解釈と自分の連想を分けて考えると整理しやすくなります。

コンビネーション

コンビネーションとは、複数のカードを組み合わせて読むことです。

たとえば3枚引きでは、一枚ずつ別々に意味を読むだけでなく、

「1枚目から2枚目へどのような変化があるか」 「似た意味のカードが続いていないか」 「同じスートが多く出ていないか」

など、カード同士の関係を見ていきます。

タロットは「この2枚が出たら必ずこの出来事が起こる」という固定された組み合わせだけで読むものではありません。

質問やスプレッド全体の流れを含めて考えることが重要です。

エレメント

タロットでは、4つのスートを四大元素(エレメント)と関連づけて考える方法があります。

代表的には、

スクロールできます
スートエレメント
ワンド
カップ
ソード
ペンタクル

という対応がよく使われます。

火を行動や情熱、水を感情や受容性、風を思考やコミュニケーション、地を物質や現実性と関連づけることで、スートの特徴を理解しやすくなります。

ただし、初心者が最初からエレメントの細かな相性まで覚える必要はありません。

数秘的な読み方

小アルカナの数字に意味を見いだし、カード解釈に活用する方法があります。

たとえば、複数のスートの「5」を比べて共通するテーマを考えることで、カード同士の関連性が見えやすくなることがあります。

一方、数字の意味づけにはさまざまな体系があります。

まずは一枚一枚のカードを学び、その後で数字ごとの共通点を整理するくらいでも十分です。

デッキによって異なる用語

タロットを学んでいると、同じようなカードなのに名前や番号が違うことがあります。これは間違いとは限らず、タロットの体系やデッキの違いによるものです。

ライダー・ウェイト・スミス版

ライダー・ウェイト・スミス版(Rider-Waite-Smith Tarot)は、現在広く知られているタロット体系の一つです。

大アルカナだけでなく、小アルカナの数札にも具体的な場面が描かれているため、絵から状況を読み取りやすいことが特徴です。

初心者向けのタロット解説書やウェブ記事の多くも、この体系をもとに説明しています。

「ウェイト版」「RWS」などと省略されることもあります。

マルセイユ版

マルセイユ版タロットは、長い歴史を持つ伝統的なタロット体系の一つです。

ライダー・ウェイト・スミス版とは、カードの絵柄や名称、番号などに違いがあります。

また、小アルカナの数札も、ライダー・ウェイト・スミス版のように人物を中心とした場面が描かれているとは限りません。

そのため、同じ「タロット」と書かれている解説でも、どの体系を前提にしているのかによって内容が異なることがあります。

カード番号

大アルカナには番号が付けられています。

ただし、体系によって一部のカード番号が異なることがあります。

そのため、本やウェブサイトによって番号が違っていても、すぐに誤りと判断するのではなく、どのデッキ・体系を扱っているか確認してみましょう。

カード名の違い

同じ位置づけのカードでも、デッキによって名称が変更されていることがあります。

たとえばペンタクルが「コイン」「ディスク」などと呼ばれるケースがありますし、コートカードの名称が一般的なペイジ・ナイト・クイーン・キングとは異なるデッキもあります。

オリジナルデッキでは世界観に合わせて大幅に言葉が変更されている場合もあります。

初めてタロットを学ぶ場合は、使っているデッキと解説書の体系を合わせると混乱しにくくなります。ライダー・ウェイト・スミス系のカードを使うなら、同じ体系を前提にした入門書から始めると理解しやすいでしょう。

タロット用語の覚え方

ここまで多くの言葉を紹介しましたが、用語集をすべて暗記してからカードを始める必要はありません。実際に使いながら何度も確認するほうが、意味と用語が結びつきやすくなります。

最初は構成だけ覚える

まず覚えておきたいのは、次の関係です。

  • タロットは一般的に78枚
  • 大アルカナは22枚
  • 小アルカナは56枚
  • 小アルカナには4つのスートがある
  • 各スートは数札10枚とコートカード4枚

この構造が分かれば、解説書に「小アルカナのコートカード」「カップの数札」と書かれていても、どのカードを指しているのか理解できます。

1枚引きで用語を確認する

カードを1枚引き、

「これは大アルカナか小アルカナか」 「小アルカナなら何のスートか」 「数札かコートカードか」 「正位置か逆位置か」

と確認してみるだけでも、基本用語は自然に身についていきます。

たとえば「カップのクイーン」を引いたら、

「小アルカナ」 「カップのスート」 「コートカード」 「クイーン」

という複数の用語が一度に確認できます。

カードの絵と意味を結びつける

キーワードだけを丸暗記しようとすると、カードが増えるほど混乱しやすくなります。

そこで、

「この人物は何をしているだろう」 「表情はどう見えるだろう」 「どんな色が印象に残るだろう」 「この場面からどんな状況を連想するだろう」

と絵を観察してみてください。

そのあと解説書のキーワードを確認すると、言葉とカードのイメージがつながりやすくなります。

自分の言葉でメモする

カードを引いたら、短くてもよいので自分の言葉で記録する方法もおすすめです。

たとえば、

「ソードの4=何もしないのではなく、次に動くために休むイメージ」

のように、自分が理解できる言葉へ置き換えてみます。

一般的なカード解釈を確認したうえで、自分がどう受け取ったかを別にメモしておくと、知識と自分の感覚を混同しにくくなります。

ワンポイントアドバイス

「78枚の意味を全部覚えなければ占えない」と考えなくて大丈夫です。分からない用語やカードは、その都度調べながら使っていきましょう。調べる回数を重ねるうちに、少しずつ自分の中に定着していきます。

初心者が混同しやすい言葉

最後に、似ているため混同されやすい用語を整理します。違いを一度確認しておくと、学習中に迷いにくくなります。

アルカナとスートの違い

アルカナは、タロット全体を大アルカナと小アルカナに分けるときに使われる言葉です。

一方、スートは小アルカナをさらに4つに分けた分類です。

整理すると、

  • タロット
  • 大アルカナ
  • 小アルカナ
  • ワンド
  • カップ
  • ソード
  • ペンタクル

という関係になります。

スートとエレメントの違い

スートは、実際のカードの分類です。

エレメントは、そのスートの特徴を理解するために関連づけられる象徴的な考え方です。

たとえばワンドという「スート」に、火という「エレメント」を対応させる、という関係になります。

スプレッドとポジションの違い

スプレッドは、カード全体の並べ方です。

ポジションは、そのスプレッドの中にある一つ一つの場所と役割です。

3枚引き全体がスプレッドで、「過去」「現在」「未来」という一つ一つの場所がポジションです。

キーワードとリーディングの違い

キーワードは、カードの代表的な意味を短くまとめた言葉です。

リーディングは、キーワードをそのまま読むことではなく、質問やカードの位置、周囲のカードなどを踏まえて意味を考える作業です。

この違いが分かると、「カードの意味は覚えたのに、うまく読めない」という悩みも整理しやすくなります。

タロット用語のよくある質問

タロット用語は全部暗記する必要がありますか?

すべてを最初に暗記する必要はありません。

まず「大アルカナ」「小アルカナ」「スート」「コートカード」「スプレッド」「正位置・逆位置」など、頻繁に登場する言葉から覚えれば十分です。

カードを実際に引きながら分からない用語をその都度調べるほうが、使う場面と意味を一緒に覚えられます。

大アルカナだけでもタロットはできますか?

大アルカナ22枚だけを使ってカードを引く方法もあります。

特に初心者がカードに慣れるため、大アルカナだけから始めることもできます。

一方、一般的な78枚すべてを使うと、小アルカナによってより具体的な状況や日常的なテーマも検討しやすくなります。

どちらが絶対に正しいというものではないため、学習段階や目的に合わせて選びましょう。

逆位置は必ず覚えなければいけませんか?

逆位置を使わないリーディング方法もあるため、必須ではありません。

初心者で正位置の意味だけでも情報量が多いと感じる場合は、最初はすべて正位置として読んでもよいでしょう。

カードに慣れてから逆位置を取り入れる方法もあります。

スプレッドはどれから覚えるのがおすすめですか?

最初はワンオラクルや3枚引きなど、少ない枚数のスプレッドがおすすめです。

10枚以上のカードを使う複雑なスプレッドでは、一枚一枚の意味に加えてカード同士の関係も考える必要があります。

まず1枚から丁寧に読み、慣れたら3枚、さらに枚数の多いスプレッドへ進むと無理なく学べます。

タロットの本によって用語や意味が違うのはなぜですか?

タロットには複数の体系があり、デッキや流派、著者の解釈によって用語や説明が異なることがあります。

特に、ライダー・ウェイト・スミス版とマルセイユ版では、絵柄や番号などにも違いがあります。

「どちらが正しいか」だけで判断するのではなく、自分が使っているデッキがどの体系をもとにしているのかを確認することが大切です。

まとめ

タロットを学ぶ際には、カードの意味だけでなく、解説で使われる基本用語を知っておくと理解がぐっと楽になります。

特に最初に押さえておきたいのは、大アルカナ・小アルカナ・スート・コートカード・正位置と逆位置・スプレッド・ポジション・リーディングといった言葉です。

ただし、用語集を丸ごと暗記してからタロットを始める必要はありません。

実際にカードを引き、「これは小アルカナのソード」「これはコートカードのナイト」と確認しながら使っていくことで、用語は少しずつ身についていきます。

そして、カードを読むときに大切なのは、覚えたキーワードから未来を決めつけることではありません。

カードを一つの手がかりとして、「私は今どんな状況にいるのだろう」「本当は何を大切にしたいのだろう」「どのような選択肢があるだろう」と、自分自身に問いかけてみることです。

タロットを基礎から少しずつ学びたい方は、カラットセラピーの無料メール講座で学び方に触れてみるのも一つの方法です。さらに体系的に学び、セラピーや仕事への活用まで考えたい場合は、資格講座という選択肢もあります。

まずは覚えやすい用語から一つずつ、自分のペースでタロットに親しんでみてください。

タロットの全体像を見る →

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