タロットのギリシャ十字とは?配置と読み方をわかりやすく解説

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タロットのギリシャ十字とは?配置と読み方をわかりやすく解説

タロットを何枚か使って悩みを整理したいけれど、「3枚引きでは少し情報が足りない」「ケルト十字は難しそう」と感じることはありませんか。

そんなときに使いやすい展開法の一つが、ギリシャ十字スプレッドです。5枚のカードを十字型に並べ、今の状況だけでなく、問題になっていること、これからの傾向、対応策、結果までを一つの流れとして見ていきます。

大切なのは、最後の「結果」のカードだけを見て、未来を決めつけないことです。ギリシャ十字は、何が起こるかを一枚のカードで断定するためというより、一つの問題を複数の角度から眺め、自分がどう関わっていくかを考えるために活用しやすいスプレッドといえます。

この記事では、初めてギリシャ十字を使う方にもわかりやすいように、5枚の配置と各位置の意味、カード同士をつなげる読み方、具体例まで順番に解説します。

記事の監修者

株式会社ココロザC代表取締役。カラーセラピスト・心理カウンセラーとして活動。
日本初の「カラットセラピー」を創生。相談実績は延べ20,000人以上。
カラットセラピスト育成実績は800名以上。

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この記事を読むと分かること
  • ギリシャ十字スプレッドの特徴と向いている質問
  • 5枚のカードの配置順と各ポジションの意味
  • 結果だけに振り回されない読み方の手順
  • 恋愛や仕事などの悩みに使うときの質問の作り方
目次

ギリシャ十字とは

ギリシャ十字とは

ギリシャ十字は、5枚のタロットカードを十字型に配置して、一つの問題を複数の観点から読み解くスプレッドです。

タロットでは、カードの並べ方と、それぞれの場所に与える役割をまとめて「スプレッド」と呼びます。

ギリシャ十字でよく使われるのは、次の5つの観点です。

スクロールできます
枚数配置主な意味
1枚目現状
2枚目問題・障害・原因
3枚目今後の傾向
4枚目対策・対応策
5枚目中央結果・総合的な見通し

左と右、上と下、そして最後に中央という形でカードを置くと、上下左右の長さがほぼ等しい十字になります。この形から「ギリシャ十字」と呼ばれています。

ただし、タロットのスプレッドには一つの公的な統一規格があるわけではありません。書籍や講師、流派によって、「障害」を「原因」としたり、「傾向」を「近い未来」としたりするなど、位置の名称や細かな解釈が異なることがあります。

そのため、途中で意味を入れ替えるのではなく、自分が採用する各ポジションの意味を最初に決めてから展開することが大切です。

この記事では、問題を整理するときに使いやすいように、

現状 → 問題・原因 → 傾向 → 対策 → 結果

という5つの役割で解説していきます。

どんな悩みに向いている?

ギリシャ十字が特に使いやすいのは、「すでに何らかのテーマや問題があり、その状況をもう少し整理したい」という場合です。

たとえば、次のような問いが考えられます。

  • 今の仕事について、何を見直すとよいだろう
  • 人間関係がぎくしゃくしている原因をどう捉えればよいだろう
  • 新しいことを始めるにあたり、注意したい点は何だろう
  • 恋愛について、今の自分にできることは何だろう
  • 迷っている問題に対して、どんな視点を持つとよいだろう

1枚引きでは一つのメッセージしか得られませんが、ギリシャ十字なら「現状」と「問題」、「これからの傾向」と「対策」を分けられます。

そのため、「結局どうなるの?」だけではなく、なぜ今この状況なのか、そして自分にできることは何かを考えたいときに向いています。

向いていない質問もある

一方で、どんな質問でもギリシャ十字にすればよいわけではありません。

たとえば、「今日のテーマは?」という軽い問いなら1枚引きでも十分でしょう。また、「AとBのどちらを選ぶか」のように二つの選択肢を公平に比較したい場合は、それぞれに同じ数のカードを割り当てる比較型のスプレッドのほうが整理しやすいことがあります。

さらに、「相手は絶対に私を好きですか」「必ず成功しますか」といった答えを求める使い方には注意が必要です。

タロットカードから、他人の本心や将来の出来事を客観的な事実として確認することはできません。カードは、自分の状況や気持ち、選択肢を考えるための手がかりとして扱うほうが、自分自身の判断につなげやすくなります。

ワンポイントアドバイス

ギリシャ十字で質問するときは、「何が起こりますか?」だけで終わらせず、「この状況について、私は何を理解し、どう行動するとよいだろう」のように、自分が考えたり行動したりできる余地を残すと読みやすくなります。

ギリシャ十字の配置方法

ギリシャ十字は5枚だけなので、複雑なスプレッドに比べると配置を覚えやすいのが特徴です。ただし、カードを置く場所と読む役割は最初に確認しておきましょう。

5枚を置く順番

この記事で紹介する方法では、次の順番で置きます。

  1. 1枚目を左に置く
  2. 2枚目を右に置く
  3. 3枚目を上に置く
  4. 4枚目を下に置く
  5. 5枚目を中央に置く

最終的に、5枚が「+」のような形になります。

それぞれ、

  • 左:現状
  • 右:問題・原因
  • 上:傾向
  • 下:対策
  • 中央:結果

として読みます。

特に覚えておきたいのは、5枚目の結果カードが中央に置かれることです。

中央にあるため目立ちますが、「このカードだけが答え」という意味ではありません。むしろ、1〜4枚目までの状況を踏まえたうえで、最後に全体をまとめるカードとして読むことが重要です。

シャッフル前に質問を決める

カードを引く前には、質問を一つに絞ります。

たとえば、

「恋愛について教えてください」

では範囲が広すぎるため、

「最近すれ違いが増えている相手との関係について、今の私が見直したほうがよいことは何だろう」

とすると、カードを具体的な状況に結びつけやすくなります。

仕事についても、

「仕事運はどうですか」

より、

「今の仕事を続けるか迷っている状況について、判断するために整理したいことは何だろう」

としたほうが、現状・問題・傾向・対策の役割がはっきりします。

質問を決めたら、一般的にはカードをよくシャッフルし、必要に応じてカットしてから5枚を展開します。シャッフルやカットの方法にはさまざまな流儀があるため、自分が落ち着いて行える方法で構いません。

5つの位置が表す意味

ギリシャ十字を読みやすくするには、「カードそのものの意味」と「そのカードが置かれた位置の意味」を組み合わせることが大切です。

たとえば同じ「力」のカードでも、問題の位置に出る場合と対策の位置に出る場合では、考え方が変わります。

1枚目は現在の状況

最初のカードは、質問したテーマについての現在の状況を表す位置として読みます。

ここでは、

  • 今どんな状態にいるのか
  • 何が表面化しているのか
  • 自分がどんな姿勢で問題に向き合っているのか
  • 今回の問いの中心に何があるのか

といった視点を持ちます。

たとえば「隠者」が出たなら、必ず孤独になるという意味ではありません。

一人でじっくり考えている状態、周囲から少し距離を置きたい気持ち、答えを急がず内側を見つめる必要性など、質問内容に合わせて複数の可能性を考えます。

1枚目は、この後に出る4枚を読むための土台です。

2枚目は問題や原因

2枚目では、今の状況を難しくしている問題・障害・原因を考えます。

「悪いことが起きる場所」と考える必要はありません。

ここで表れるものには、

  • 自分が気づいていない思い込み
  • 行動を止めている不安
  • 周囲との認識のずれ
  • 必要以上に強くなっている傾向
  • 現実的な環境や条件
  • まだ整理できていない課題

なども含められます。

たとえば「皇帝」が問題の位置に出た場合、「権力のある人に邪魔される」と決めつける必要はありません。

自分が計画やルールにこだわりすぎていないか、誰か一人が主導権を握りすぎていないか、反対に責任の所在が曖昧になっていないかなど、質問の状況と照らして考えます。

ここは、ギリシャ十字を問題整理に活用するうえで非常に重要なポジションです。

3枚目は今後の傾向

3枚目は、現在の状況がそのまま続いた場合に強まりやすい流れとして読むとわかりやすいでしょう。

「未来」と呼ばれることもありますが、未来が確定したという意味ではありません。

今と同じ考え方や行動、条件が続けば、どのような方向へ進みやすいかを見る位置です。

たとえば「戦車」が出た場合、前進、積極性、コントロール、勢いなどをテーマとして考えられます。

ただし、

「必ず成功する」

と結論づけるのではなく、

「積極的に進もうとする流れが強まりそうだが、その勢いをどのように扱うか」

というように、4枚目の対策と組み合わせて読むことがポイントです。

4枚目は対策

4枚目は、問題に対してどのように関わるとよいかを考える位置です。

ギリシャ十字の中でも、特に実生活へ結びつけやすいカードといえます。

見るポイントは、

  • 意識したい考え方
  • 控えたほうがよい行動
  • 試してみたい行動
  • 活用できそうな自分の強み
  • 問題との距離の取り方
  • 今までと違う見方

などです。

たとえば「節制」が出た場合、「我慢しなければならない」と一面的に読むのではなく、極端になっている部分を調整する、違う考え方を組み合わせる、急がず適切なペースを探す、といった方向も考えられます。

対策のカードを読んだら、「明日から具体的に何を一つ変えられるだろう」と考えてみると、タロットを現実の選択につなげやすくなります。

5枚目は結果

5枚目は、1〜4枚目を踏まえた結果や総合的な見通しを見る位置です。

ここで最も避けたいのは、カードを開いた瞬間に、

「良いカードだから成功する」 「悪そうなカードだから失敗する」

と判断してしまうことです。

たとえば結果に「塔」が出ても、それだけで「最悪の出来事が起きる」と決めつける必要はありません。

今までの前提が崩れる、無理のある状態を見直す、予想外の変化に備える、古い考え方を手放す必要があるなど、質問によってさまざまな読み方ができます。

結果は固定された運命ではなく、現状や問題、傾向、対策をまとめたときに見えてくる一つの可能性として扱うとよいでしょう。

ギリシャ十字の読み方

ギリシャ十字の読み方

5枚を並べたあと、いきなり全カードの意味を同時に考えると混乱しやすくなります。まず一枚ずつ確認し、それからカード同士をつなげていきましょう。

まず1枚ずつ読む

最初は、

  1. 現状
  2. 問題・原因
  3. 傾向
  4. 対策
  5. 結果

の順番で、一枚ずつ読んでいきます。

カードの一般的なキーワードをそのまま当てはめるのではなく、

「この質問の『現状』としてこのカードを見ると、何を表しているだろう」

と考えるのがコツです。

たとえば「恋人」のカードには、恋愛だけでなく、選択、価値観、結びつきなどの読み方があります。

仕事について質問しているときに恋人が出たからといって、恋愛問題へ話を広げる必要はありません。「自分が納得できる選択」「価値観に合う方向」など、質問に関連する意味を優先します。

現状と問題をセットで見る

次に、1枚目の現状と2枚目の問題を比べます。

ここでは、

「今こうなっている。その背景には何があるのだろう」

という関係を考えます。

たとえば、

  • 現状:吊るされた男
  • 問題:ソードの8

だったとします。

どちらも動きにくさを感じさせるカードとして読めるため、「前へ進めない」というテーマが重なっている可能性があります。

ただし、その理由を「運が悪いから」と考える必要はありません。

吊るされた男からは「今は見方を変える時間なのかもしれない」、ソードの8からは「自分で選択肢を狭めている部分はないだろうか」と考えるなど、状況を整理する材料にできます。

傾向と対策を比較する

次に3枚目と4枚目をセットで見ます。

3枚目は今のまま進んだ場合の傾向、4枚目はその状況への対応策です。

ここでは、

「この流れに対して、私はどう関われるだろう」

と考えます。

傾向に勢いの強いカードが出て、対策に慎重さを示すカードが出ているなら、「進んではいけない」という意味ではなく、「勢いだけで進まず確認することが大切」と読めるかもしれません。

反対に、傾向に停滞を感じるカードがあり、対策に行動力を感じるカードがあれば、「待つだけでなく、小さく動いてみる」という方向も考えられます。

このように、カード同士の違いも重要な情報になります。

最後に結果へつなげる

1〜4枚目を確認してから、5枚目の結果を読みます。

考え方としては、

現状+問題+このままの傾向+取れる対策=どのような結果が考えられるか

という流れです。

結果が良さそうなカードでも、対策を無視してよいとは限りません。また、一見厳しそうなカードでも、対策によって何を変えられるかを考える余地があります。

ギリシャ十字の価値は、結果そのものよりも、結果へ至るまでの構造が5枚で見えることにあります。

ワンポイントアドバイス

「結果は○○です」でリーディングを終わらせず、「その結果へ向かう流れの中で、自分が変えられる部分はどこだろう」と問い直してみてください。特に2枚目の問題と4枚目の対策を比較すると、現実の行動へつながるヒントを見つけやすくなります。

5枚をつなげるコツ

一枚ずつ意味が読めても、5枚を一つの話としてまとめようとすると難しく感じることがあります。その場合は、共通点と対比を探してみましょう。

同じスートが多いかを見る

小アルカナでは、ワンド、カップ、ソード、ペンタクルのどれが多いかを見る方法があります。

一般的な対応としては、

  • ワンド:行動、情熱、意欲
  • カップ:感情、人間関係
  • ソード:思考、判断、葛藤
  • ペンタクル:仕事、物質、生活、現実面

などを手がかりにできます。

たとえばソードが5枚中3枚あるなら、「出来事そのもの以上に、考え方や判断、コミュニケーションが今回のテーマになっているのではないか」と考えられます。

もちろん、スートだけで答えを決めるわけではありません。カード一枚一枚の意味と質問内容を優先し、そのうえで全体をまとめる補助として使います。

大アルカナの多さを見る

5枚の中に大アルカナが多い場合、その問いが自分にとって大きな意味を持っていると解釈する読み方があります。

ただし、「必ず人生を変える出来事が起こる」ということではありません。

単純に、

「自分にとって重要度の高いテーマとして受け止めているのかもしれない」

と考えてみるだけでも十分です。

一方、小アルカナが中心なら、日常生活の具体的な行動や感情、仕事、人間関係などに焦点を当てて読むと整理しやすいでしょう。

似た意味と反対の意味を見る

カード同士が似た方向を示しているか、それとも反対方向を示しているかも確認します。

たとえば、

  • 現状では「休む」
  • 問題では「頑張りすぎる」
  • 対策では「バランスを取る」

というように似たテーマが重なる場合があります。

この場合、カードを別々の5つのメッセージとして読むより、「無理を続けることが問題になっており、ペースを調整する必要がある」という一つの流れとしてまとめたほうが自然です。

リーディングで大切なのは、カードのキーワードをたくさん並べることではありません。

5枚が同じ質問について、どんな角度から語っているのかを整理することです。

逆位置はどう読む?

タロットでは、上下が逆になったカードを「逆位置」として読む方法があります。ギリシャ十字でも逆位置を使うことはできますが、必須ではありません。

初心者の方は、まず正位置だけで練習しても問題ありません。

逆位置を採用する場合も、

「正位置の意味と完全に反対になる」

と決めつけず、

  • その力が弱まっている
  • 過剰に出ている
  • 内側に向いている
  • うまく発揮できていない
  • 見直す必要がある

など、質問と位置に合わせて考えます。

たとえば対策の位置に「力」の逆位置が出た場合、「弱くなれ」という意味ではありません。

無理に自分を奮い立たせていないか、自信を失っていないか、感情を力ずくで抑え込もうとしていないかなどを検討できます。

正位置・逆位置を覚えること以上に、そのカードがなぜそのポジションにあると感じるのかを、自分の言葉で説明できることを大切にしましょう。

ギリシャ十字の読み方の例

ギリシャ十字の読み方の例

ここでは、架空の例を使って5枚をどのようにつなげるか見てみましょう。実際の未来を予測する例ではなく、読み方を理解するための練習例です。

質問は、

「今の仕事を続けるか迷っている。状況を整理するために、何を考えればよいだろう」

とします。

仮に次のカードが出たとします。

スクロールできます
位置カード
現状ソードの2
問題・原因ソードの8
傾向カップの4
対策魔術師
結果ワンドの3

現状はソードの2

ソードの2からは、「どちらにするか決められない」「情報や気持ちを整理している途中」といった読み方ができます。

質問そのものが「仕事を続けるか迷っている」なので、現在の決めきれない状態と重なっています。

問題はソードの8

ソードの8は、制限されている感覚や、選択肢が見えにくくなっている状態として読むことがあります。

ここでは、

「辞めるか続けるかの二択だけで考えていないだろうか」

「自分には選択肢がないと思い込んでいないだろうか」

といった問いが考えられます。

実際に職場の事情などで制約がある場合もありますから、すべてを「思い込み」と決めつけず、現実的な制約と自分の考えを分けて整理することが重要です。

傾向はカップの4

現在と同じ状態が続けば、仕事への関心が薄れたり、「何を選んでも同じ」と感じたりする可能性を考えられます。

ここでも「必ずやる気を失う」という予言ではありません。

迷ったまま考え続けることで、新しい可能性に気づきにくくなっているのではないか、と問い直す材料にします。

対策は魔術師

魔術師は、自分が持っているものを使って始めることや、主体的に働きかける姿勢と結びつけて読むことがあります。

対策として考えるなら、

  • 自分ができる仕事を棚卸しする
  • 転職するか決める前に求人を調べる
  • 必要なスキルを調べる
  • 上司に相談できることを確認する
  • 小さな行動を一つ始める

などに置き換えられます。

結果はワンドの3

ワンドの3は、視野を広げることや、先を見据えることと結びつけて読むことがあります。

この5枚から、

「今すぐ辞める・続けるという結論を出すより、選択肢がないと思い込んでいる部分を確認し、具体的な情報収集や準備を始めることで、今より広い視点から今後を考えられるようになるかもしれない」

という形にまとめられます。

ここで大切なのは、

「ワンドの3が出たから転職すれば成功する」

とは読んでいないことです。

カードから得た視点を、現実に確認できる行動へ置き換えています。

これが、ギリシャ十字を問題整理に活用するときの基本的な考え方です。

恋愛で使うときの考え方

ギリシャ十字は恋愛についても使えます。ただし、相手の本音や未来を事実として断定するのではなく、自分の関わり方を整理する質問にすると活用しやすくなります。

たとえば、

  • 今の関係について私が見落としていることは何だろう
  • すれ違いを感じる状況で、私は何を見直せるだろう
  • 関係を大切にするために意識したいことは何だろう
  • この恋愛について、私は本当は何を望んでいるのだろう

といった質問です。

反対に、

「相手は私のことを100%好きですか」 「いつ告白されますか」 「絶対に結婚できますか」

という問いでは、カードの象徴から確認できない事実まで読み込んでしまいやすくなります。

相手の気持ちについて考える場合にも、

「相手はこう思っている」

と断定するより、

「私は相手の反応をどのように受け止めているのだろう」 「二人の関係について、事実として確認できていることは何だろう」

と現実の情報へ戻る視点を持つことが大切です。

読むときに注意したいこと

ギリシャ十字は5枚という扱いやすい枚数ですが、カードが増えるほど自分に都合のよい意味だけを選んでしまうこともあります。いくつか注意点を確認しておきましょう。

結果だけを見ない

最もよくあるのが、中央の5枚目だけを見て一喜一憂してしまうことです。

しかし、ギリシャ十字では2枚目に問題があり、4枚目に対策があります。

この二つを無視して結果だけを読むと、5枚を使っている意味が薄れてしまいます。

結果は、

「現状のままならどのような方向が考えられるのか」

を整理する一材料として扱いましょう。

怖いカードを悪い未来と決めない

死神、悪魔、塔、ソードの10など、名前や絵柄に強い印象があるカードもあります。

しかし、こうしたカードが出たからといって、不幸や事故などが起きると断定できるわけではありません。

たとえば死神なら「一区切り」「変化」「手放す」、塔なら「前提の見直し」「急な変化」など、質問に応じて象徴を読み替えることができます。

カードの絵柄に不安を感じたときほど、まず質問とポジションへ戻ってみてください。

健康、法律、大きなお金、安全など専門的な判断が必要な問題については、タロットだけを根拠に重要な決定をしないようにしましょう。必要な情報を確認し、医療機関や弁護士、金融・行政など適切な専門家へ相談することが大切です。

同じ質問を何度も引かない

期待するカードが出るまで同じ質問を繰り返すと、どの結果を採用すればよいのかわからなくなります。

納得できないカードが出たときには、すぐ引き直すより、

「なぜこのカードに違和感があるのだろう」 「私は本当はどんな答えを期待していたのだろう」

と考えてみるのも一つの方法です。

その違和感自体が、自分の本音に気づく手がかりになる場合があります。

上達するための練習方法

ギリシャ十字を覚えるときは、カードの意味を暗記するだけでなく、「位置に合わせて意味を変える練習」をすると理解が深まりやすくなります。

おすすめなのは、リーディングを簡単に記録する方法です。

書く内容は、

  • 質問
  • 5枚のカード
  • 各ポジションで感じた意味
  • 5枚をまとめた解釈
  • 現実に確認できること
  • 実際に取ってみたい行動

程度で十分です。

時間がたってから見返すと、「未来が当たったか」だけではなく、

「当時の私は何を問題だと感じていたのか」 「カードをきっかけに何に気づいたのか」 「その後、実際にはどう判断したのか」

を振り返れます。

こうした積み重ねは、カードの意味を丸暗記するよりも、自分の言葉でタロットを読めるようになる助けになります。

カラットセラピーでも、カードから答えを一方的に決めるのではなく、カードを手がかりに「私はどう感じているのか」「本当はどうしたいのか」を見つめることを大切にしています。

タロットの読み方を基礎から学び、自分自身を見つめるために活用してみたい方は、カラットセラピーの無料メール講座も学び始める選択肢の一つです。実践レッスン動画も用意していますので、カードとの向き合い方を少しずつ深めたい方にも活用していただけます。

ギリシャ十字のよくある質問

ギリシャ十字は何枚使いますか?

基本的には5枚のカードを使い、上下左右と中央に配置します。

この記事では、左から「現状」、右を「問題・原因」、上を「傾向」、下を「対策」、中央を「結果」として読む方法を紹介しています。

ただし、タロットのスプレッドには流派による違いがあり、それぞれの位置を別の名称で説明する場合もあります。どの方法を採用する場合でも、カードを引く前に各位置の意味を決めておくと読みやすくなります。

ギリシャ十字とケルト十字の違いは何ですか?

大きな違いはカードの枚数と情報量です。

ギリシャ十字は5枚で、一つの問題について現状・問題・傾向・対策・結果を比較的シンプルに整理できます。

一方、ケルト十字は一般的に10枚を使い、自分の意識、周囲の状況、過去や未来、希望や不安など、より多くの観点から読みます。

初心者の方や、一つの問題について複雑になりすぎない範囲で掘り下げたい方には、ギリシャ十字が取り組みやすいでしょう。

結果に悪いカードが出たらどうすればいいですか?

まず、「悪いカードだから悪い出来事が起きる」と決めつけないことが大切です。

5枚目だけではなく、2枚目の問題と4枚目の対策を改めて確認してみてください。

厳しく感じるカードが出た場合には、「避けられない未来」と考えるのではなく、「今の状態について、何を見直す必要があるだろう」という問いに変えると、実生活へつなげやすくなります。

ギリシャ十字は恋愛にも使えますか?

使えます。

ただし、「相手が必ず告白してくれるか」など未来や他人の気持ちを断定するために使うよりも、「今の関係について自分が見直したいこと」「関係をよりよくするためにできること」などを整理する使い方がおすすめです。

恋愛では相手の存在があるからこそ、カードから読み取った内容と、実際の相手の言葉や行動を混同しないことも大切です。

正位置だけでもギリシャ十字はできますか?

できます。

特にタロットを学び始めたばかりなら、まず正位置だけを使い、カードの基本的な意味と各ポジションとの組み合わせを練習する方法があります。

逆位置まで使うと解釈の選択肢が増えるため、最初から情報量が多すぎると感じる場合があります。

正位置だけでも、現状・問題・傾向・対策・結果の関係を丁寧に見ることで、十分に深いリーディングを練習できます。

まとめ

ギリシャ十字は、5枚のタロットカードを十字型に配置し、一つの問題を複数の角度から整理するために使いやすいスプレッドです。

この記事では、

  • 1枚目:現状
  • 2枚目:問題・原因
  • 3枚目:今後の傾向
  • 4枚目:対策
  • 5枚目:結果

という読み方を紹介しました。

大切なのは、5枚目の結果だけを見て未来を決めつけないことです。

まず現在の状況を確認し、何が問題になっているかを考え、このまま進んだ場合の傾向と、自分が取れる対策を比べます。そのうえで結果を見ることで、5枚が一つの流れとしてつながってきます。

タロットには「正解の意味を当てなければならない」と考えると難しく感じる面があります。しかし、カードをきっかけに、

「私は今、何に迷っているのだろう」 「本当に困っていることは何だろう」 「自分に変えられる部分はどこだろう」

と問い直してみるだけでも、見えてくるものがあります。

ギリシャ十字を使うときも、カードに答えを決めてもらうのではなく、あなた自身が納得できる選択を考えるための手がかりとして、一枚一枚を丁寧につなげてみてください。

タロットの全体像を見る →

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