「色彩心理学を大学で学びたいけれど、何学部を選べばいいの?」「関東で学べる大学はどう探せばいい?」「大学院まで進むなら、どこを見て選ぶべき?」と迷っている方もいるのではないでしょうか。
色彩心理学は、必ずしも「色彩心理学科」という独立した学科で学ぶ分野ではありません。心理学をはじめ、デザイン、美術、建築、生活科学など、さまざまな領域から研究されています。
そのため、大学名だけを見て進学先を決めるより、どの教員がどのような研究をしているか、どんな授業や実験ができるか、卒業研究で自分の興味を深められるかまで確認することが大切です。
この記事では、色彩心理学を大学・大学院で学びたいあなたに向けて、学部ごとの違いや関東での探し方、研究室を選ぶときのポイントを分かりやすく解説します。
- 色彩心理学を学べる主な学部・学科の違い
- 関東で色彩心理学を学べる大学を探す方法
- 色彩心理学を大学院で研究するときの選び方
- 大学名だけで決めず授業・教員・設備を確認するポイント
色彩心理学を学べる大学とは

色彩心理学を学べる大学を探すとき、まず知っておきたいのは、色彩心理学は複数の学問分野にまたがるテーマだということです。
「色」という一つの対象でも、研究したいことによって適した学部は変わります。
たとえば、「色がどのように見えるのか」を研究したいなら知覚心理学や認知心理学に近くなります。一方、「商品の色によって印象がどう変わるか」を研究するならデザイン心理学や消費者心理学、「壁や照明の色が空間の印象にどう関係するか」を考えるなら建築や環境心理学に近づきます。
つまり、「色彩心理学を学べる大学はどこか」という問いには、一つの大学名だけで答えることはできません。
重要なのは、自分が色について何を知りたいのかを考え、そのテーマを研究できる学部・教員を探すことです。
大学では科学的な研究方法も学ぶ
大学で扱われる色彩心理学では、「赤は情熱の色」「青は冷静さを表す」といったイメージだけを覚えるわけではありません。
心理学系であれば、色刺激を提示して印象を評価してもらう実験を行ったり、回答を統計的に分析したりします。研究テーマによっては、色の明度や彩度を調整し、条件の違いによって評価がどう変わるかを比較することもあります。
デザインや建築系では、色彩計画、照明、視覚表現、空間評価などと組み合わせて研究することがあります。
色に対する印象には個人差や文化差、状況による違いもあるため、単純に「この色には必ずこの心理効果がある」と考えるのではなく、条件をそろえて検証する姿勢が大学での学びでは重要になります。
色彩心理学を学べる学部
色彩心理学を学べる可能性があるのは、心理学部だけではありません。どの視点から色を研究したいかによって、向いている学部が異なります。
主な分野を比較すると、次のようになります。
| 学部・分野 | 主な研究テーマ | 向いている興味 |
|---|---|---|
| 心理学 | 色知覚、色彩嗜好、感情、認知、印象評価 | 色と人の心理を実験的に研究したい |
| デザイン | 配色、視覚表現、商品・広告、UX | 色をデザインや商品開発に生かしたい |
| 美術・芸術 | 色彩表現、造形、作品制作、色彩理論 | 表現と色彩の関係を深く学びたい |
| 建築・環境 | 空間色彩、照明、景観、環境心理 | 建物や空間の色を研究したい |
| 生活科学・家政 | 被服、住居、生活環境、色彩計画 | 暮らしの中の色を研究したい |
| 情報・メディア | 画面表示、視覚情報、画像、インターフェース | デジタル環境の色を研究したい |
同じ「色彩心理」という言葉を使っていても、研究内容はかなり異なります。
心理学部
心理学部では、知覚心理学、認知心理学、実験心理学、感性心理学などの中で色を扱う可能性があります。
たとえば、
- 色の違いによる印象評価
- 色彩嗜好
- 色と感情の関連
- 色の見え方や錯視
- 商品の色と選択行動
- 色の記憶
- 色彩と注意
といったテーマが考えられます。
心理学として色を研究する場合、統計や心理学実験法を学ぶことが大きな特徴です。
「色が人にどのような印象を与えるのかを、データを使って確かめたい」という方には相性のよい選択肢です。
デザイン系学部
デザイン学部やデザイン学科では、色そのものの心理的な働きだけでなく、色をどのように設計や表現へ応用するかを考えます。
グラフィックデザイン、広告、パッケージ、Webデザイン、プロダクトデザインなど、研究対象も幅広くなります。
たとえば同じ飲料でも、パッケージの色によって「甘そう」「爽やかそう」「高級そう」といった印象が変わる可能性があります。
こうした視覚的な印象とデザインの関係を調べる場合には、色彩心理だけでなく、感性評価やマーケティングなどが関係することもあります。
美術・芸術系学部
美術大学や芸術系学部では、色彩理論を作品制作や造形表現と結びつけて学べる場合があります。
絵画、映像、工芸、空間表現など、専攻によって色の扱い方はさまざまです。
「色を見る人の心理を研究したい」というより、「色を使ってどのような表現ができるか」に関心が強い場合は、美術・芸術系のほうが希望に合うこともあります。
反対に、実験や統計を中心に研究したい場合は、カリキュラムに心理学研究法や統計学が含まれているかを確認したほうがよいでしょう。
建築・環境系学部
建築では、色は空間を構成する重要な要素の一つです。
壁、床、天井、外壁、照明などによって、同じ広さの空間でも印象が変わることがあります。
そのため、
- 建築空間の印象評価
- 照明と色彩
- 景観色彩
- 店舗や公共空間の色
- サイン計画
- 環境心理
などの研究につながります。
「部屋や街の色が、人の感じ方や行動とどう関係するのか」に興味がある方は、建築学科や環境デザイン系の研究室も候補になります。
生活科学・家政系学部
生活科学や家政系では、衣服、住居、インテリアなどを通じて色彩を研究できることがあります。
ファッションの配色、被服の印象、インテリアの色彩計画など、日常生活に近いテーマを扱いやすいのが特徴です。
色彩学という名称の授業が設けられていることもありますが、色彩心理をどこまで研究できるかは大学によって異なります。
「心理学部でなければ色彩心理学は学べない」と決めつける必要はありません。あなたが興味を持っているのが、人の知覚なのか、デザインなのか、空間なのかを先に整理すると、学部を選びやすくなります。
関東で大学を探す方法
「色彩心理学 大学 関東」と検索すると大学紹介ページが見つかることがありますが、検索結果に出てきた大学をそのまま候補にするのではなく、公式情報まで確認することが大切です。
関東には東京都、神奈川県、千葉県、埼玉県、茨城県、栃木県、群馬県と多くの大学があり、心理学だけでなく芸術、デザイン、建築など選択肢も広くなります。
「色彩心理学科」だけで探さない
最初に「色彩心理学」という学科名を探してしまうと、候補をかなり狭めてしまいます。
大学公式サイトでは、次のような言葉も検索してみましょう。
- 色彩心理
- 色彩学
- 色知覚
- 視覚心理
- 知覚心理
- 感性心理
- デザイン心理
- 環境心理
- 色彩計画
- 色彩デザイン
- 視覚デザイン
たとえば、「色彩心理」という名称の授業がなくても、知覚心理学の研究室で色の見え方を研究している可能性があります。
逆に、「色彩学」という授業があっても、その中心が配色技法や色彩理論で、心理学的研究までは扱わない場合もあります。
科目名だけではなく、授業概要まで読むことが大切です。
教員名から研究内容を確認する
興味のある大学を見つけたら、次に教員紹介ページを確認します。
大学によって表記は異なりますが、
- 教員紹介
- 研究者情報
- 研究室
- ゼミ
- 教育研究業績
- 研究テーマ
といったページがあります。
そこで「色彩」「視覚」「知覚」「感性」「デザイン」などの言葉を探してみましょう。
研究テーマだけでなく、最近の論文や学会発表を確認すると、その教員が現在どのようなテーマを扱っているのかも分かりやすくなります。
シラバスまで確認する
大学選びでは、学部紹介だけでなくシラバスも重要です。
たとえば色彩心理学に関連する授業が見つかったら、
- 何年次に履修できるか
- 必修か選択科目か
- 毎年開講されているか
- 実験があるか
- 統計を扱うか
- 制作中心か研究中心か
- どの教員が担当しているか
を確認します。
一つの授業だけ色彩を扱っている大学と、卒業研究まで色彩をテーマにできる大学とでは、学べる深さが異なります。
通学条件も現実的に考える
関東で進学先を探す場合、「東京都内だけ」に限定する必要はありません。
自宅から通える範囲によっては、神奈川、千葉、埼玉、茨城なども十分に候補になります。
ただし、大学では高校よりも授業時間が長くなる日があり、実験や制作、ゼミ活動によって帰宅が遅くなる場合もあります。
オープンキャンパスでは、最寄り駅から大学まで実際に移動してみると、4年間通うイメージを持ちやすくなります。
色彩心理学を大学院で学ぶ

色彩心理学を大学院で学びたい場合は、学部選び以上に研究テーマと指導教員の相性が重要になります。
大学院は「授業を受ける場所」というより、自分で設定した研究課題について調査や実験を行い、論文としてまとめる比重が大きくなるためです。
大学院名だけでは判断できない
「色彩心理学大学院」という名前の研究科を探すのではなく、
- 心理学研究科
- 人間科学研究科
- 芸術研究科
- デザイン研究科
- 工学研究科
- 建築系研究科
- 生活科学研究科
など幅広く調べる必要があります。
同じ大学院でも、研究室によって専門分野は大きく違います。
大学院では「その大学に色彩の授業があるか」以上に、自分が研究したいテーマを指導できる教員がいるかを確認しましょう。
修士研究のテーマを想像する
大学院を探す前に、自分の興味を仮の研究テーマにしてみると候補を絞りやすくなります。
たとえば、
- パッケージの色が商品印象に与える影響
- Web画面の配色と視認性
- 室内空間の色彩と心理評価
- 色彩嗜好の個人差
- 色と感情語の関連
- 色彩とブランドイメージ
- 景観における色彩評価
などです。
この段階で完璧な研究計画を作る必要はありません。
「人の心理を実験したいのか」「デザインを評価したいのか」「建築や環境を研究したいのか」が見えてくるだけでも、研究室を探しやすくなります。
研究方法も重要になる
大学院では、興味だけでなく研究方法も必要です。
心理学系なら、
- 文献調査
- 実験計画
- 質問紙調査
- 統計解析
- 心理尺度
- データ分析
などを使う可能性があります。
視覚や色知覚の研究では、色を正確に提示する環境や機器が必要になる場合もあります。
デザイン系では制作と評価実験を組み合わせることも考えられます。
そのため、大学院を選ぶときは教員だけでなく、研究設備や利用できる実験環境も確認したいところです。

大学選びで確認したいこと
色彩心理学を学べるかどうかを判断するときは、「大学案内に色彩という言葉がある」という理由だけで決めないことが大切です。
ここでは、特に確認したいポイントを整理します。
教員の研究分野
最も重要なのが教員です。
大学には色彩に関する授業があっても、卒業研究を指導できる教員がいない場合があります。
反対に、「色彩心理学」という授業名がなくても、知覚心理や感性研究を専門とする教員のもとで色をテーマに卒業研究ができる場合があります。
教員プロフィールでは、「専門分野」だけでなく「研究テーマ」「研究業績」も確認しましょう。
授業内容
次に確認したいのがカリキュラムです。
色彩心理学を深く理解するには、色についての授業だけでなく、周辺分野も重要になります。
心理学系であれば、
- 心理学概論
- 知覚・認知心理学
- 心理学研究法
- 心理学実験
- 統計学
などが土台になります。
デザイン系なら、色彩学のほか、造形、視覚デザイン、デザイン研究法などが関係します。
「色彩心理学」という一科目だけを見るのではなく、4年間のカリキュラム全体を見てください。
卒業研究
大学で本格的に一つのテーマを研究する機会が卒業研究です。
大学公式サイトに過去の卒業論文・卒業制作テーマが掲載されている場合は、ぜひ確認してみてください。
色彩、視覚、デザイン、感性、環境などに関係する卒業研究が継続的に行われていれば、自分も近いテーマに取り組める可能性があります。
ただし、過去に研究例があるからといって、現在も同じ教員から指導を受けられるとは限りません。最新の教員情報を確認することが必要です。
研究設備
実験的な色彩心理学を研究したい場合には、設備も確認したいポイントです。
色は照明やディスプレイ、観察環境によって見え方が変わるため、研究テーマによっては実験環境を適切に管理する必要があります。
オープンキャンパスや研究室紹介で、
- 心理学実験室
- 視覚実験設備
- 色彩測定機器
- 照明設備
- 制作設備
などが紹介されていることがあります。
すべての設備が必要なわけではありませんが、自分の希望する研究と合っているかを見る材料になります。
ゼミに入れる時期
専門的な研究を始められる時期も大学によって異なります。
1・2年次は基礎科目を学び、3年次からゼミに所属する大学もあれば、早い段階から専門演習に参加できる大学もあります。
「入学したらすぐ色彩心理学だけを勉強できる」とは限りません。
心理学であれば統計や研究法、デザインであれば基礎造形など、専門研究の前に学ぶ科目があります。
こうした基礎は遠回りに見えるかもしれませんが、自分で研究を行ううえでは重要な土台になります。
卒業後の進路
色彩心理学を学んだあとに何をしたいのかも考えてみましょう。
たとえば、
- 商品企画
- デザイン
- 広告
- マーケティング
- インテリア
- 建築
- UX・Web
- 研究職
- 大学院進学
など、学んだ知識を生かせる方向はいくつも考えられます。
ただし、「色彩心理学を専攻すれば特定の職業に就ける」というわけではありません。
企業では色彩だけでなく、デザインスキル、調査・分析力、マーケティング知識、コミュニケーション能力など複数の能力を求められる場合があります。
大学選びでは、卒業生の主な進路や取得できる資格なども合わせて確認するとよいでしょう。
候補を3〜5校ほど見つけたら、「教員」「授業」「卒業研究」「設備」「進路」の5項目を表にして比較してみてください。偏差値や知名度だけでは分からない、自分との相性が見えやすくなります。
大学選びの具体的な手順
候補が多くて迷う場合は、次の順番で調べると整理しやすくなります。
- 自分が研究したい「色」を考える
「人の心理」「商品」「ファッション」「Web」「建築」「アート」など、まず興味の対象を書き出します。 - 関連する学部を2〜3分野に広げる
心理学だけに限定せず、デザイン、芸術、建築、生活科学なども候補に入れます。 - 大学公式サイトで教員を探す
「色彩」「知覚」「視覚」「感性」「環境心理」などをキーワードに研究者を調べます。 - シラバスを確認する
授業名だけでなく、講義内容、実験、演習、統計などの内容まで読みます。 - 卒業研究や研究業績を見る
自分が興味を持つテーマに近い研究が行われているか確認します。 - オープンキャンパスへ行く
学科説明、模擬授業、研究室見学などを通じて、実際の学習環境を確認します。 - 通学・学費・入試科目を比較する
学びたい内容だけでなく、4年間継続して通える条件かどうかも判断します。
高校1・2年生なら、最初から一校に決める必要はありません。
興味のある分野を広めに見ながら、「心理学として色を研究したいのか」「デザインとして色を使いたいのか」を少しずつ明確にしていけば十分です。
色彩心理学とカラーセラピーの違い

色彩心理学について調べていると、カラーセラピーに興味を持つ方もいるかもしれません。ただし、大学で研究する色彩心理学とカラーセラピーは、目的や学び方を分けて考えたほうが分かりやすいでしょう。
大学の心理学では、仮説を立て、実験や調査によってデータを集め、統計的に分析するといった研究方法が中心になります。
一方、カラーセラピーにはさまざまな考え方や方法があり、色を自己理解や対話のきっかけとして用いるものもあります。
カラットセラピーでも、色から性格や未来を一方的に決めつけるのではなく、色を手がかりに「私は今どう感じているのだろう」「本当はどうしたいのだろう」と考えていくことを大切にしています。
この二つは「どちらが正しいか」を競うものではなく、研究として色を扱いたいのか、自己理解や対話の方法として色を学びたいのかによって目的が異なります。
大学進学を検討しながら、色を使った自己理解や対話にも関心がある方は、カラットセラピーの無料メール講座で実践的な考え方に触れてみるのも一つの方法です。

色彩心理学の大学に関するよくある質問
- 色彩心理学科という学科はありますか?
-
「色彩心理学」という名称だけの学科を探すより、心理学、デザイン、美術、建築、生活科学などの学部・学科から探すほうが選択肢を広げやすいでしょう。
大学によっては「色彩心理学」「色彩学」などの授業が設けられていたり、教員が色彩に関する研究を行っていたりします。
学科名ではなく、教員の研究分野とカリキュラムを確認することが重要です。
- 心理学部なら色彩心理学を学べますか?
-
心理学部だからといって、必ず色彩心理学を専門的に学べるとは限りません。
心理学には臨床、発達、社会、認知、知覚、教育など幅広い分野があります。色に関する研究をしたい場合は、特に知覚心理学、認知心理学、実験心理学、感性心理学などを専門とする教員がいるか確認するとよいでしょう。
- 関東で色彩心理学を学べる大学はどう探せばいいですか?
-
大学検索サイトだけでなく、大学公式サイトの教員紹介とシラバスを確認するのがおすすめです。
「色彩心理学」だけでなく、「色彩」「色知覚」「視覚心理」「感性心理」「デザイン心理」「環境心理」「色彩計画」などの言葉でも探してみてください。
東京都だけに限定せず、神奈川、千葉、埼玉、茨城など通学できる地域まで広げると候補を見つけやすくなります。
- 色彩心理学を大学院で研究するには心理学専攻が必要ですか?
-
必ずしも心理学専攻だけとは限りません。
研究テーマによっては、芸術、デザイン、建築、工学、生活科学などの大学院が適している場合があります。
ただし、心理学的な実験を行う場合は、研究法や統計の知識が必要になります。大学院入試で求められる基礎知識も研究科によって異なるため、募集要項と指導予定教員の研究内容を確認してください。
- 大学と専門学校・資格講座のどれを選べばいいですか?
-
目的によって変わります。
色彩を学問として研究し、卒業論文や大学院研究まで取り組みたいなら大学が適しています。一方、デザインなど特定の実務技術を集中的に身につけたい場合には専門学校が候補になることもあります。
カラーセラピーなど特定の手法を学ぶ場合は民間講座という選択肢もあります。
「色について何を学び、その知識を将来どのように使いたいのか」を基準に比較すると、自分に合う進路を選びやすくなります。
まとめ
色彩心理学は心理学部だけで学ぶものではありません。
心理学では知覚や認知、感情との関係、デザインでは商品や視覚表現、美術では造形表現、建築では空間や環境といったように、同じ「色」でも学部によって研究する視点が変わります。
そのため、色彩心理学を学べる大学を探すときに大切なのは、大学名だけで決めないことです。
教員の研究分野、授業内容、卒業研究、研究設備、卒業後の進路まで公式情報で確認してみてください。
大学院を検討する場合は、さらに「自分の研究テーマを指導してもらえるか」という視点が重要になります。
まずはあなたが興味を持っている「色」を一つ書き出してみましょう。「人の心理」「商品」「ファッション」「空間」「アート」など、対象が見えてくると、探すべき学部や研究室も変わってきます。
候補となる大学を3校ほど選び、教員・授業・卒業研究の3点を比較するところから始めると、次に確認すべき進学先が具体的に見えてくるでしょう。


