「相手は私のことをどう思っているのだろう」「この関係を相手はどう受け止めている?」と気になるとき、タロットで相手の気持ちを見てみたいと思うことがあります。
そんなときに大切なのが、質問に合ったスプレッドを選び、カードを一枚ずつ決めつけるのではなく、関係性全体の流れとして読むことです。
ただし、タロットカードから相手の頭の中を直接確認できるわけではありません。「このカードが出たから、相手は絶対にこう思っている」と断定するのではなく、相手との関係、自分から見えている状況、自分自身の期待や不安を整理するための手がかりとして使うほうが、カードを有意義に生かせます。
この記事では、相手の気持ちをテーマにするときに使いやすいタロットスプレッドを、具体的な配置と読み方まで順番に解説します。
- 相手の気持ちを見るときに使いやすいスプレッドの種類
- 3枚・5枚・7枚で占う場合の具体的なカード配置
- 相手・自分・関係性を混同しないための読み方
- 出たカードに振り回されず今後の行動を考える方法
相手の気持ちを見る基本姿勢

相手の気持ちをテーマにタロットを使う場合、最初に押さえておきたいのは「カードが相手の本心を証明するわけではない」という点です。ここを整理しておくと、結果に必要以上に振り回されにくくなります。
タロット占いでは、「相手の気持ち」という位置に出たカードを、その人の心理を象徴するものとして解釈する方法があります。
たとえば「恋人たち」が出れば、好意や心のつながり、選択というテーマを読み取ることができます。一方で、それだけを根拠に「相手はあなたと付き合いたいと思っている」とまで断定することはできません。
恋人たちには、関係を選ぶこと、価値観を照らし合わせること、迷いの中で選択することなど複数の読み方があるためです。
また、実際の人間関係では、相手が見せている態度と内面が必ず一致するとは限りません。さらに、カードを読む側の期待や不安が解釈に影響することもあります。
そのため、「相手はこう思っている」と答えを固定するより、
「このカードが相手の気持ちを象徴しているとしたら、今の関係にはどのような可能性があるだろう」
と考えるほうが、落ち着いてリーディングできます。
まずは3枚スプレッド
相手の気持ちをシンプルに整理したいなら、最初におすすめしたいのが3枚のスプレッドです。枚数が少ないため、初心者でもカード同士のつながりを追いやすい配置です。
基本の配置
横一列に3枚並べます。
| 位置 | テーマ |
|---|---|
| 1枚目 | 相手の現在の気持ち |
| 2枚目 | 二人の現在の関係 |
| 3枚目 | あなたへのアドバイス |
配置は次のように考えます。
[相手の気持ち]―[現在の関係]―[アドバイス]
この形のメリットは、「相手の気持ち」だけで終わらないことです。
相手の気持ちを知りたいときほど、その一枚だけに意識が集中しやすいものです。しかし、人間関係は相手一人の心理だけで成り立っているわけではありません。
2枚目で現状を確認し、3枚目で自分がどう関われるかまで読むことで、占いを現実の行動につなげやすくなります。
3枚を一つの流れで読む
たとえば次のカードが出たとします。
- 相手の気持ち:隠者
- 現在の関係:節制
- アドバイス:力
隠者だけを見ると、「相手は距離を置きたいのでは」と不安になるかもしれません。
しかし、隠者は必ずしも拒絶を意味するカードではありません。自分の内側で考える、急いで答えを出さない、一人で整理する、といった意味でも読めます。
さらに現在の関係に節制があるなら、「急激に変化させるより、ゆっくり関係を整えている状態」と読むこともできます。
アドバイスの力も合わせると、
「相手は今、自分の中で何かを考えている可能性があり、関係も急展開する段階ではなさそう。焦って答えを求めるより、落ち着いた態度で関わってみよう」
というように整理できます。
ここで大切なのは、「隠者=脈なし」と一枚だけで結論を出さないことです。
カードを読むときは「良いカードか悪いカードか」よりも、「今この位置で何を伝えているカードなのか」を考えてみてください。同じカードでも、相手の気持ちに出た場合とアドバイスに出た場合では役割が変わります。

5枚で関係性まで読む
相手の気持ちだけでなく、「自分と相手の認識の違い」まで知りたいときには5枚スプレッドが使いやすくなります。
3枚より情報量が増えますが、一枚ごとの役割が明確なので、恋愛や友人関係、職場の人間関係などにも応用できます。
5枚スプレッドの配置
次のように十字型に並べます。
| 位置 | テーマ |
|---|---|
| 1枚目・左 | あなたの気持ち |
| 2枚目・右 | 相手の気持ち |
| 3枚目・中央 | 現在の関係 |
| 4枚目・上 | 関係を近づける要素 |
| 5枚目・下 | 注意したいこと |
考え方としては、中央に「二人の関係」があり、その左右に自分と相手、上下に関係を動かす要素がある形です。
この配置では、2枚目だけを見るのではなく、1枚目と2枚目を比較することが重要になります。
自分と相手のカードを比較する
たとえば、
- あなたの気持ち:カップの2
- 相手の気持ち:ペンタクルのナイト
という組み合わせだったとします。
カップの2は、気持ちを通わせたい、対等につながりたいというテーマで読むことができます。
一方、ペンタクルのナイトは慎重さ、安定、時間をかけて進める姿勢を象徴するカードです。
この場合、
「自分は感情的なつながりを早く確かめたいのに対して、相手は関係を慎重に見ているのかもしれない」
という仮説が立てられます。
それは「相手に気持ちがない」という意味ではありません。むしろ、二人が同じ出来事を異なる速度で受け止めている可能性に気づけることが、この配置の良さです。
中央のカードで二人の関係を見る
中央のカードは非常に重要です。
相手の気持ちが好意的に見えるカードであっても、中央にソードの2があれば、関係そのものはまだ動きにくい状態だと解釈できるかもしれません。
反対に、相手のカードが慎重な印象でも、中央にカップの3があれば、少なくとも現在は会話や交流を重ねることが関係の土台になっている、と読むことができます。
「相手はどう思っている?」と「二人はいまどのような関係にいる?」は別の問いです。
この二つを分けて考えるだけでも、タロットの読み方はかなり整理しやすくなります。

7枚で本音と関係の流れを整理
相手の気持ちだけでなく、表面に見えている態度、自分との認識の違い、今後の関わり方まで丁寧に整理したい場合は7枚程度のスプレッドが適しています。
ただし、枚数を増やせば必ず正確になるわけではありません。カードが多いほど解釈も複雑になるため、3枚や5枚で物足りないときに使うくらいがよいでしょう。
7枚スプレッドの配置
次の7つの位置を設定します。
| 位置 | テーマ |
|---|---|
| 1枚目 | あなたの気持ち |
| 2枚目 | 相手から見えるあなた |
| 3枚目 | 相手が表面に出している態度 |
| 4枚目 | 相手の内面的な気持ち |
| 5枚目 | 二人の現在の関係 |
| 6枚目 | 関係を進めるためのポイント |
| 7枚目 | あなたへのアドバイス |
ここで特に重要なのが、3枚目と4枚目です。
「態度」と「内面的な気持ち」を別々に設定することで、
「表面的にはこう見えるけれど、別の受け止め方もできるかもしれない」
という複数の視点を持ちやすくなります。
ただし、4枚目を「隠された本心を当てるカード」と考える必要はありません。あくまで、表面的な態度だけでは説明できない背景を考えるための位置として扱うのがおすすめです。
表面と内面が違う場合
たとえば、
- 表面の態度:ソードのキング
- 内面的な気持ち:カップのペイジ
という組み合わせだったとします。
ソードのキングからは、理性的、冷静、距離を保つといった印象が読み取れます。
一方、カップのペイジには、素直な感情、興味、まだ形になっていない気持ちなどの意味があります。
この場合、
「態度だけを見ると冷静だが、内面ではまだ言葉にしていない感情や関心がある可能性も考えられる」
と読むことができます。
しかし、ここから「本当は好きなのに隠している」と断定するのは飛躍です。
カードが示しているのは、あくまで解釈の材料です。実際に相手が何を考えているかは、相手の言葉や行動、二人のコミュニケーションを通じて確認していく必要があります。

質問の作り方で読みやすくなる

タロットスプレッドを選ぶことと同じくらい重要なのが、カードを引く前の質問です。質問が曖昧だと、どの意味を採用すればよいか迷いやすくなります。
「相手の気持ちは?」だけでも占うことはできますが、少し具体的にすると読みやすくなります。
たとえば、
- 今の私との関係を相手はどのように受け止めている?
- 最近のやり取りについて考えるために必要な視点は?
- 相手との関係で私が見落としていることは?
- この関係で私が大切にしたほうがよいことは?
といった質問です。
反対に、
- 相手は100%私を好き?
- いつ告白してくる?
- 相手は運命の人?
- 絶対に結婚できる?
といった、未来や相手の意思を一つに固定する質問は、結果に依存しやすくなります。
タロットでは未来についてカードを展開する方法もありますが、それを「確定した出来事」と捉える必要はありません。
現在の状況や自分の選択が変われば、その後の関係も変化する可能性があります。
質問に迷ったら、「相手はどう思っている?」だけで終わらせず、「私はこの関係をどう理解すればよい?」という視点を一つ加えてみてください。自分が選べる行動まで考えやすくなります。
カードを読む順番
複数枚のスプレッドでは、カードを一枚ずつ辞書のように読むだけでは、全体像が見えにくくなることがあります。おすすめは「位置→カード→カード同士の関係」の順に読む方法です。
最初に位置を確認する
カードをめくったら、すぐ意味を調べる前に、そのカードがどの位置に出たのかを確認します。
たとえば「塔」が出たとしても、
- 相手の気持ち
- 現在の関係
- 注意点
- アドバイス
では読み方が異なります。
「注意点」の塔なら、思い込みや無理に維持している前提を見直すことを促しているのかもしれません。
一方、「現在の関係」の塔なら、二人の間でそれまでの認識が揺らぐような出来事があった可能性を検討できます。
カード名だけで判断しないことが重要です。
次に基本的な意味を見る
位置を確認したら、カードそのものが持つ象徴を考えます。
たとえば女教皇なら、
- 静けさ
- 内省
- すぐには表現されないこと
- 感情より観察を優先する姿勢
などを手がかりにできます。
そこから「相手の気持ち」という位置に合わせて、
「まだ言葉にする段階ではないのかもしれない」 「自分の中で状況を見ている可能性がある」
というように解釈します。
「何も言わない=気持ちがない」と短絡的に結びつけないことがポイントです。
最後に全体の共通点を見る
すべてのカードを確認したら、一度カード全体を眺めてみます。
ここでは、
- 同じスートが多い
- 大アルカナが多い
- 人物カードが多い
- 動きのあるカードが多い
- 静かな印象のカードが多い
などを確認します。
たとえばカップが何枚も出ているなら、今回の展開では感情やコミュニケーションが大きなテーマになっている、と読むことができます。
ペンタクルが多ければ、気持ちを言葉で確認すること以上に、継続的な行動や現実的な安定が関係の鍵になっている可能性があります。
一枚の強いカードに引っ張られず、全体からストーリーを作ることが大切です。

スートから相手の状態を考える
小アルカナには、ワンド、カップ、ソード、ペンタクルの4つのスートがあります。相手の気持ちを見るときにも、それぞれの特徴が読み方の手がかりになります。
| スート | 主なテーマ | 相手の気持ちで考えられること |
|---|---|---|
| ワンド | 意欲・行動・情熱 | 関心、動きたい気持ち、勢い |
| カップ | 感情・共感・関係 | 好意、親しさ、感情的なつながり |
| ソード | 思考・判断・緊張 | 考えすぎ、慎重さ、判断や迷い |
| ペンタクル | 現実・安定・継続 | 信頼、慎重な関係づくり、現実面 |
ただし、「カップ=恋愛感情」と決める必要はありません。
カップは友情や共感にも関係しますし、ワンドにも強い関心や魅力を感じている状態が表れることがあります。
ペンタクルのカードは一見地味に感じるかもしれませんが、関係を長く続けたいときには、安定や信頼という重要なテーマになります。
ソードが多かったからといって、悪い結果とも限りません。
相手も自分も「どうすればよいのか」と考える時間が増えているだけかもしれません。
カードを吉凶だけで分けないことが、相手の気持ちを読むときには特に重要です。
大アルカナが出たとき
相手の気持ちを見るスプレッドに大アルカナが出ると、「特別な意味があるのでは」と感じることがあります。
一般的なタロットリーディングでは、大アルカナは小アルカナに比べ、人生の大きなテーマや価値観、転換点などと結びつけて読むことがあります。
たとえば、
恋人たちなら、つながり、価値観、選択。
正義なら、公平さ、バランス、理性的な判断。
隠者なら、内省、距離を取って考えること。
死神なら、一区切りや変化、古い状態を終わらせること。
星なら、希望、期待、将来に対する穏やかな展望。
といったテーマがあります。
ただし、「恋人たちが出たから両思い」「死神が出たから別れる」といった一対一の決めつけは避けたほうがよいでしょう。
たとえば恋人たちには「選択」という側面があります。相手が関係をどうするか考えている段階を表す可能性もあります。
死神も、関係そのものの終了ではなく、「これまでの接し方を変える」という読み方ができる場合があります。
大アルカナが出たときほどカード名の印象に引っ張られず、そのカードのテーマが今の関係にどう当てはまるかを考えてみてください。
逆位置はどう読む?

逆位置を採用するかどうかは、タロットの読み方によって異なります。必ず使わなければならないルールではありません。
逆位置を使う場合も、「正位置の悪い意味」と機械的に考える必要はありません。
たとえば正位置の意味が、
- 外に表れる
- スムーズに働く
- 強く現れる
とすれば、逆位置では、
- 内面に向かっている
- 表現しにくい
- 過剰になっている
- 力を発揮できていない
という角度から考えることができます。
相手の気持ちに「カップのエース」の逆位置が出た場合、「愛情がない」と決めるのではなく、
「気持ちをうまく表現できていないのかもしれない」 「感情について慎重になっている可能性がある」 「こちらが期待しているほど感情が動いていない可能性もある」
など、複数の仮説を考えます。
そのうえで、ほかのカードや実際の関係と照らし合わせます。
初心者で逆位置を入れると読みづらい場合は、最初はすべて正位置で占ってもかまいません。多くの意味を覚えることより、カードの象徴と配置の関係を丁寧に考えるほうが大切です。

結果が悪く見えたとき
相手の気持ちについて占っていると、ソードの3、塔、悪魔、死神、ソードの10など、強い印象を持つカードが出ることがあります。
こうしたカードを見て、「嫌われている」「もう終わりだ」と不安になる必要はありません。
カード名だけで結論を出さない
たとえばソードの3は、痛み、失望、心の葛藤などを象徴するカードとして読まれます。
しかし、相手の気持ちの位置に出たからといって、必ずあなたを嫌っているわけではありません。
相手自身が別の問題で傷ついている可能性、二人の関係について考えすぎている可能性、過去の経験が影響している可能性など、さまざまな読み方があります。
重要なのは、カードから一つのストーリーだけを作らないことです。
不安になったら現実に戻る
占いの結果より優先したいのは、現実の相手の言動です。
たとえば、
- 連絡にはどのように返信しているか
- 会ったときにどのような態度を取っているか
- あなたの意思を尊重しているか
- 約束を守っているか
- 関係について話し合うことができるか
といった事実を見てみましょう。
反対に、カードで好意的な結果が出ていても、現実では相手が明確に距離を置いているなら、その意思は尊重する必要があります。
恋愛以外の関係にも使える
「相手の気持ち」という言葉から恋愛を想像する人は多いかもしれませんが、今回紹介したスプレッドは、友人や家族、職場の人との関係にも応用できます。
たとえば職場の人との関係なら、
「上司は私をどう評価している?」
と断定的に読むより、
「現在の仕事上の関係について、私が理解しておきたいことは?」
という質問に変えると使いやすくなります。
友人とのすれ違いなら、
「友達は私を嫌っている?」
ではなく、
「今の二人の関係で、私が気づいていないことは?」
と問いかける方法があります。
家族との関係でも同じです。
相手の本音を暴くことを目的にするのではなく、自分から見えている関係を別の角度から整理するためにカードを使います。
このような使い方なら、「当たった・外れた」だけではなく、現実のコミュニケーションを考える材料としてタロットを活用できます。
自分で読むときの注意点
自分自身の恋愛や人間関係を占う場合は、第三者について占うとき以上に、希望や不安が読み方に入りやすくなります。
これは珍しいことではありません。
「両思いであってほしい」と思っていれば、曖昧なカードを好意的に読みたくなることがあります。反対に、「嫌われたのでは」と不安が強いと、同じカードを否定的に読むこともあります。
最初の解釈を書き残す
カードを展開したら、その場で感じた意味を簡単にメモしておく方法がおすすめです。
たとえば、
「隠者=相手が少し一人で考えたい状態?」 「節制=急がず関係を整える」 「力=無理に答えを求めない」
というように残します。
後から何度もカードの意味を検索して、自分が望む解釈に変えることを防ぎやすくなります。
事実と解釈を分ける
特に役立つのが、「現実に確認できること」と「カードから考えたこと」を分ける方法です。
たとえば、
事実 「3日前に送ったメッセージにまだ返信がない」
カードからの解釈 「隠者が出たので、一人で考える時間が必要なのかもしれない」
という形です。
この二つを混同すると、
「隠者が出た。だから返信がないのは考え込んでいるからだ」
と、確認できない理由まで事実のように感じてしまいます。
「そうかもしれない」と考えることと、「そうに違いない」と思い込むことには違いがあります。
タロットを自己理解や関係整理に使うときは、この区別がとても大切です。

スプレッド選びの目安
ここまで3枚・5枚・7枚のスプレッドを紹介しました。どれを使えばよいか迷ったら、知りたいことの範囲で選んでみてください。
| 知りたいこと | 向いているスプレッド |
|---|---|
| 相手の気持ちを簡潔に整理したい | 3枚 |
| 自分と相手の認識を比べたい | 5枚 |
| 表面の態度や関係性まで詳しく見たい | 7枚 |
| タロットを始めたばかり | 3枚 |
| カード同士の関係を練習したい | 5枚 |
| 一つのテーマを多角的に考えたい | 7枚 |
初心者だから7枚を使ってはいけないわけではありません。
ただ、枚数が増えるほど、
「このカードとこのカードが矛盾しているように見える」 「どの意味を選べばよいかわからない」
ということが起こりやすくなります。
迷った場合は、3枚から始めるのがおすすめです。
一枚のカードに複数の意味があっても、ほかの2枚との関係から読み方を絞る練習ができます。
タロットを学ぶと読み方が変わる
相手の気持ちを見るスプレッドは、カードの意味を暗記するだけではなく、位置と位置の関係を読む練習にもなります。
たとえば「相手の気持ち」にカップの2が出たとしても、それだけで解釈を終えるのではなく、
- 現在の関係には何が出ているか
- 自分の気持ちとはどのような違いがあるか
- アドバイスは何を示しているか
まで見ていきます。
こうして複数のカードを関連づけていくと、「カードの意味を当てはめる」読み方から、「カードを通して状況について考える」読み方へ少しずつ変化していきます。
カラットセラピーでも、タロットを未来や相手の心を決めつけるためだけのものではなく、自分の気持ちや現在の状況を見つめるための手がかりとして大切にしています。
カードの意味や、自分自身を整理するための使い方をもう少し学んでみたい方は、無料メール講座から始める方法もあります。
まず自分でカードを引き、「私はこのカードを見て何を感じたのだろう」と考えるところから始めてみてください。
相手の気持ちスプレッドのよくある質問
- 相手の気持ちは何枚で占うのがおすすめ?
-
初心者なら3枚がおすすめです。
「相手の気持ち・現在の関係・自分へのアドバイス」の3枚だけでも、相手だけに意識を向けず、関係全体を整理できます。
より詳しく見たい場合は、自分と相手の気持ちを比較できる5枚、表面の態度と内面的な気持ちまで分ける7枚へ広げてみるとよいでしょう。
枚数が多いほど当たりやすくなるわけではないため、自分が無理なく関連づけて読める枚数を選ぶことが大切です。
- 相手の気持ちに悪魔が出たら悪い意味?
-
必ず悪い意味になるわけではありません。
悪魔は、執着、強い欲求、離れにくさ、依存的な関係などを象徴するカードとして読まれることがあります。
そのため相手の気持ちに出た場合も、「強い関心がある」「関係に執着している」「健全とは言い切れないつながりがある」など複数の可能性があります。
ただし、カードだけから相手の心理状態を断定することはできません。ほかのカードと現在の関係を合わせて考えてください。
- 同じ相手について毎日占ってもいい?
-
カードを引くこと自体に絶対的な禁止事項があるわけではありませんが、同じ質問を短期間に繰り返すと、結果を比較するうちに混乱しやすくなります。
特に不安が強いときは、「良いカードが出るまで引きたい」という状態になることもあります。
一度占ったら結果を書き残し、その後の相手の言動や自分の気持ちに変化があったときに改めて展開するほうが、状況を整理しやすいでしょう。
- 相手の気持ちと行動が矛盾したらどちらを信じる?
-
現実の関係では、相手本人の言葉や行動を優先してください。
たとえばカードでは好意的に読める結果だったとしても、相手が「恋愛関係になるつもりはない」と明確に伝えているなら、その意思を尊重することが大切です。
タロットは相手の意思表示を否定するための道具ではありません。
カードと現実が違って見えたときは、「自分はなぜカードの結果に期待しているのだろう」と、自分自身の気持ちを考えるきっかけにすることもできます。
- 相手の本心をもっと正確に知る方法は?
-
相手の本心を確実に知る方法として、タロットを使うことはできません。
実際の気持ちは本人にしか分からず、本人自身も気持ちを明確に言葉にできない場合があります。
だからこそ、タロットでは「本心を当てる」ことよりも、自分が相手との関係をどのように受け止めているかを整理する使い方がおすすめです。
相手と話せる関係であれば、適切なタイミングでコミュニケーションを取ることも大切です。
まとめ
相手の気持ちを見るタロットスプレッドには、3枚、5枚、7枚などさまざまな配置があります。
シンプルに整理したいなら、「相手の気持ち・現在の関係・アドバイス」の3枚から始めると読みやすいでしょう。
自分と相手の認識の違いまで知りたいなら5枚、表面的な態度や関係を動かす要素まで多角的に整理したいなら7枚へ広げることができます。
ただし、どのスプレッドを使う場合でも大切なのは、相手の本心をカードで断定しないことです。
一枚のカードには複数の読み方があります。相手の気持ちだけを見るのではなく、自分の気持ち、現在の関係、現実に起きていることと照らし合わせながら読んでみてください。
「相手はどう思っているのだろう」と気になったとき、その問いの奥には、「私はこの関係をどうしたいのだろう」という自分自身への問いが隠れていることもあります。
タロットを答えを決めてもらうためのものではなく、あなた自身が状況を落ち着いて見つめ、次の一歩を考えるためのきっかけとして使ってみてください。


