自己理解を深めるには?価値観を整理する方法と実践しやすいワークを解説

本記事には広告が含まれる場合があります。
自己理解を深めるには?価値観を整理する方法と実践しやすいワークを解説

「自分のことなのに、自分が何を望んでいるのか分からない」「自己理解を深めたいけれど、何から始めればいいのか迷う」ということはありませんか。

自己理解を深めるというと、自分の性格を正確に分析したり、「本当の自分」という一つの答えを見つけたりする作業のように感じるかもしれません。しかし、自己理解は一度で完成させるものではありません。

大切なのは、日々の出来事や感情、考え方、行動を振り返りながら、自分にとって何が大切なのか、何を心地よいと感じるのか、どのような選択をしたいのかを少しずつ言葉にしていくことです。

この記事では、自己理解を深める具体的な方法と、日常生活で取り入れやすい自己理解ワークをご紹介します。ノート一冊でも始められるので、自分を急いで決めつけるのではなく、あなた自身を丁寧に知っていくために活用してください。

記事の監修者

株式会社ココロザC代表取締役。カラーセラピスト・心理カウンセラーとして活動。
日本初の「カラットセラピー」を創生。相談実績は延べ20,000人以上。
カラットセラピスト育成実績は800名以上。

監修者プロフィールを見る →

この記事を読むと分かること
  • 自己理解を深めるとはどういうことか
  • 自己理解を深めるために整理したい4つの要素
  • 価値観を見つける具体的な自己理解ワーク
  • 自己理解を日常の選択につなげる方法
目次

自己理解を深めるとは

自己理解を深めるとは、自分の性格に名前を付けることだけではありません。自分が何を感じ、何を大切にし、どのような状況でどのように行動しやすいのかを理解していくことです。

たとえば、仕事で「頼まれると断れない」という人がいたとします。

「私は断れない性格だ」と考えるだけでは、自己理解はそこで止まってしまいます。

もう少し丁寧に振り返ると、

  • 断ったら嫌われそうで不安になる
  • 相手を困らせたくないと思う
  • 人の役に立てるとうれしい
  • 自分の予定より相手を優先しやすい
  • 本当は断りたいときでも我慢することがある

といった、自分の感情や考え方が見えてくることがあります。

さらに、「私は人との関係を大切にしているのかもしれない」「役に立つことを大事にしている一方、自分の余裕も守りたい」と分かれば、次の選択も考えやすくなります。

つまり自己理解とは、単に「私は○○な人」と定義することではなく、自分の反応の背景にある感情や価値観まで理解していく過程といえます。

自己理解に完成形はない

人の気持ちや価値観は、人生を通じてまったく変わらないとは限りません。

学生のころには「新しい経験」が重要だった人が、仕事や家庭環境の変化によって「安定」や「自分の時間」を重視するようになることもあります。

そのため、以前行った自己分析の結果が、現在のあなたに完全に当てはまるとは限りません。

自己理解を深めるときは、

「私はこういう人間だから」

と決めつけるより、

「今の私は、こういうことを大切にしているようだ」

と考えるほうが、自分の変化も受け止めやすくなります。

ワンポイントアドバイス

自己理解では、すぐに結論を出す必要はありません。「今のところ、こう感じている」と仮置きしておくくらいでも十分です。後から考えが変わることも、自分を理解する大切な材料になります。

自己理解で整理したい4つの要素

自己理解の方法に迷ったら、「出来事」「感情」「価値観」「行動」の4つを分けて考えてみましょう。この4つを整理すると、自分の反応を一面的に決めつけにくくなります。

出来事

最初に確認したいのは、実際に何が起きたのかです。

たとえば、

「上司に仕事を追加で頼まれた」

「友人からメッセージの返信がなかった」

「休日に何も予定を入れず過ごした」

などです。

ここでは、できるだけ事実と解釈を分けます。

「返信がなかった」は出来事ですが、「嫌われた」は出来事ではなく、自分の解釈です。

この区別ができると、自分の考え方の癖にも気づきやすくなります。

感情

次に、「そのとき何を感じたか」を振り返ります。

うれしい、悲しい、腹が立った、安心した、焦った、寂しかった、誇らしかった、恥ずかしかったなど、感情をできる範囲で言葉にしてみます。

感情は一つとは限りません。

たとえば転職が決まったときに、

「うれしいけれど不安」

「楽しみだけれど少し寂しい」

と複数の感情を抱くこともあります。

無理に一つに決める必要はありません。

価値観

感情の背景には、その人が大切にしているものが隠れている場合があります。

たとえば、

「約束を破られて腹が立った」

という出来事なら、その背景に「誠実さ」「信頼」「約束を守ること」を大切にする価値観があるかもしれません。

反対に、

「予定のない休日にほっとした」

なら、「自由」「余白」「自分のペース」といった価値観と関係している可能性があります。

ただし、一つの出来事だけで価値観を決める必要はありません。似た反応が何度も繰り返されているかを見ると、自分にとって重要なものが分かりやすくなります。

行動

最後に、自分がどのような行動をしたか確認します。

同じ「不安」という感情でも、

  • 誰かに相談する
  • 情報を集める
  • 何もせず先延ばしにする
  • すぐに決断する
  • 一人でじっくり考える

など、人によって行動は異なります。

ここで大切なのは、「良い・悪い」で評価することではありません。

「私は不安になると情報を集め続ける傾向がある」

「疲れていると返事を後回しにすることがある」

と、自分の行動パターンを観察することから始めましょう。

自己理解を深める基本の方法

自己理解を深めるには、自分の内面を考えるだけでなく、実際の経験を材料にすることが大切です。ここでは日常で実践しやすい基本的な方法をご紹介します。

印象に残った出来事を振り返る

自己理解を始めるときに、「あなたの価値観は何ですか」と聞かれても、すぐに答えられない人は少なくありません。

その場合は、抽象的に考えるより、最近の具体的な出来事から振り返ります。

たとえば次のような場面です。

  • とてもうれしかったこと
  • 強く腹が立ったこと
  • なぜかモヤモヤしたこと
  • 誇らしかったこと
  • 安心したこと
  • うらやましいと感じたこと
  • やりたくないと思ったこと

こうした感情が大きく動いた場面には、自分が大切にしていることを知るヒントがあります。

たとえば「同僚が自由な働き方をしているのを見てうらやましかった」とします。

その場合、「その人になりたい」と結論づける必要はありません。

「自由な時間がほしいのか」「場所に縛られず働きたいのか」「自分で仕事を決めたいのか」と細かく考えていくことで、自分の価値観が見えてきます。

「なぜ?」を繰り返しすぎない

自己理解の方法として、「なぜそう思ったのか」を考えることは役立ちます。

ただし、「なぜ?」を何度も繰り返せば必ず本当の原因にたどり着くわけではありません。

自分でも理由が分からない気持ちはありますし、複数の理由が重なっていることもあります。

その場合は、

「何が嫌だった?」

「どこが気になった?」

「逆に、どんな状態だったらうれしかった?」

と質問を変えてみましょう。

原因を突き止めることより、自分の反応を具体的な言葉にしていくことが重要です。

他人との違いを材料にする

人との違いを感じた瞬間も、自己理解の材料になります。

たとえば旅行の計画を立てるとき、

「細かい予定を決めておきたい人」

もいれば、

「現地で自由に決めたい人」

もいます。

どちらが正しいわけではありません。

そこで、

「私は予定が決まっていると安心する」

「私は選択肢が残っているほうが心地よい」

と考えることで、自分が何を重視しているのか分かります。

他人との比較は、自分を優劣で評価するためではなく、自分の特徴を相対的に知るための材料として使うとよいでしょう。

価値観を整理する自己理解ワーク

自己理解を深めるうえで、価値観の整理は重要な作業です。ここでは、特別な道具を使わずにできる自己理解ワークを紹介します。

うれしかった出来事を3つ書く

まず、過去にうれしかった出来事を3つ思い出してください。

大きな成功でなくても構いません。

たとえば、

  • 自分の提案を採用してもらった
  • 久しぶりに一人でゆっくり過ごした
  • 友人から相談されて感謝された
  • 新しいことを学べた
  • 家族と穏やかに過ごせた

などです。

次に、「その出来事の何がうれしかったのか」を考えます。

「提案を採用された」なら、

  • 自分の考えを認めてもらえた
  • 工夫したことが成果につながった
  • 自分で考えて行動できた

など、複数の理由が考えられます。

ここから「承認」「成長」「創造性」「自主性」といった価値観の候補が見えてきます。

モヤモヤした出来事を3つ書く

次に、最近モヤモヤした出来事を3つ書きます。

不快な経験は、自分が大切にしているものが損なわれたときに起こることがあります。

たとえば、

「会議で自分の話を途中で遮られて嫌だった」

なら、

「きちんと話を聞いてほしい」

「対等に扱ってほしい」

「尊重してほしい」

という価値観が関係している可能性があります。

怒りやモヤモヤを単に「嫌な感情」として処理するのではなく、自分の価値観を知る材料として見てみましょう。

理想の一日を書いてみる

「理想の人生」を考えるのは難しくても、「理想の平日」「理想の休日」なら想像しやすくなります。

朝は何時ごろ起きたいのか。

誰と過ごしたいのか。

どこで仕事をしたいのか。

どれくらい人と話したいのか。

一人になる時間は必要なのか。

夜はどのように過ごしたいのか。

こうした具体的な場面を書いていくと、あなたが望んでいる生活の条件が見えてきます。

たとえば、

「朝は慌てずに過ごしたい」

なら、余裕や自分のペースを重視しているのかもしれません。

「仕事の後は誰かと話したい」

なら、人とのつながりが日々の充実感と関係している可能性があります。

ワンポイントアドバイス

「実現できるかどうか」は、最初の段階では考えなくても構いません。まず理想を書き出し、その後で現実の生活との差を見ると、自分が何を増やしたいのか、何を減らしたいのかが整理しやすくなります。

価値観に優先順位をつける

価値観は一つではありません。「自由もほしいし、安定もほしい」というように、複数の価値観を同時に大切にしているのが自然です。

自己理解を実際の選択につなげるには、価値観を見つけるだけでなく、その優先順位も考えてみましょう。

大切な言葉を10個選ぶ

まず、自分が大切だと思う言葉を10個ほど書き出します。

たとえば、

  • 安心
  • 自由
  • 成長
  • 家族
  • 挑戦
  • 信頼
  • 貢献
  • 楽しさ
  • 健康
  • 創造性
  • 公平
  • 安定
  • つながり
  • 自立
  • 好奇心

などがあります。

これらはあくまで例なので、あなた自身の言葉を使って構いません。

10個から5個に絞る

次に、10個を5個まで絞ってみます。

迷ったときは、

「この2つのうち、どちらか一方しか守れない場面なら、今の私はどちらを優先したいだろう」

と考えてみます。

ここで重要なのは、社会的に立派な価値観を選ぶことではありません。

「成長を選ばなければいけない」

「家族を一番にするべき」

といった正解はありません。

あなた自身が納得できるかどうかが大切です。

価値観を自分の言葉で定義する

同じ「自由」という言葉でも、人によって意味は異なります。

ある人にとっては、

「時間を自分で決められること」

かもしれません。

別の人には、

「他人の期待だけで人生を決めなくてよいこと」

かもしれません。

そのため、価値観を一語だけで終わらせず、

「私にとって○○とは、△△できること」

と文章にしてみましょう。

たとえば、

「私にとって安心とは、何でも確実に決まっていることではなく、困ったときに相談できる人がいること」

というように書けます。

ここまで言葉にできると、仕事、人間関係、生活の選択を考えるときにも活用しやすくなります。

すぐできる自己理解ワーク

自己理解は、まとまった時間を確保しなくても進められます。ここでは5〜10分程度でも取り組みやすい方法をまとめます。

今日の感情を3つ書く

一日の終わりに、その日感じた感情を3つ書きます。

たとえば、

「安心した」

「焦った」

「楽しかった」

というだけでも構いません。

余裕があれば、その横に、

「何があった?」

「なぜそう感じたと思う?」

「本当はどうしたかった?」

を書きます。

毎日続けると、

「予定を詰め込みすぎると焦りやすい」

「人に感謝されるとうれしい」

「一人の時間がないと疲れやすい」

といった自分の傾向が見えてくることがあります。

「やりたい・やりたくない」を書く

自己理解というと「夢」や「目標」を考えなければならないと思うかもしれません。

しかし、やりたいことが分からないときは、「やりたくないこと」から考えても構いません。

たとえば、

スクロールできます
やりたいやりたくない
自分で考える仕事細かく指示され続ける仕事
落ち着いた人間関係常に競争を求められる環境
新しいことを学ぶ同じ作業だけを続ける

このように並べると、自分が望む環境や働き方の条件が具体的になります。

「やりたくない」という感覚も、自分を知る重要な情報です。

「もっと・減らしたい」を書く

現在の生活について、

  • もっと増やしたいもの
  • 少し減らしたいもの

をそれぞれ3つ書きます。

たとえば、

もっと増やしたい

  • 一人で考える時間
  • 運動する時間
  • 気軽な会話

減らしたい

  • 急な予定
  • SNSを見る時間
  • 気を使いすぎる人間関係

こうして見ると、「人生を全部変えなければならない」のではなく、今の生活をどちらの方向へ調整したいのかが見えてきます。

過去の経験から自分を知る

自己理解を深めるには、現在だけでなく過去を振り返る方法もあります。ただし、過去の経験から現在の自分を固定的に決めつけないことが大切です。

充実していた時期を振り返る

過去を振り返り、

「比較的充実していた時期」

を思い出してみてください。

そのとき、

  • どんな生活をしていたか
  • どんな人と関わっていたか
  • どんな役割を持っていたか
  • 何に時間を使っていたか
  • 何に夢中になっていたか

を書き出します。

たとえば「学生時代の文化祭準備が楽しかった」という場合も、文化祭そのものが好きだったとは限りません。

「みんなで一つのものを作ること」

「自分で企画すること」

「期限に向かって集中すること」

が楽しかったのかもしれません。

出来事をそのまま再現するのではなく、「何が自分に合っていたのか」を取り出して考えることがポイントです。

苦しかった状況も振り返る

反対に、つらかった状況を振り返ることも自己理解につながります。

ただし、無理に苦しい経験を掘り下げる必要はありません。思い出すこと自体が大きな負担になる経験については、自分一人で分析しようとしなくても構いません。

日常的な範囲で、

「どのような環境だと疲れやすかったか」

を見てみましょう。

たとえば、

  • 常に時間に追われる
  • 人前で競争させられる
  • 一人で考える時間がない
  • 判断基準が曖昧
  • 人間関係の距離が近すぎる

などが分かれば、「自分に合わない環境」を考える材料になります。

自己理解ワークは、医療上の診断や治療の代わりになるものではありません。強い不安や落ち込みが長く続く、日常生活に大きな支障が出ている、過去の出来事を振り返ることが強い苦痛になる場合などは、無理に自己分析を続けず、医療機関や専門機関への相談も検討してください。

他人の意見も参考にする

自分だけで自分を見ると、気づきにくい部分があります。信頼できる人から見た自分を聞くことも、自己理解を深める一つの方法です。

「私の強みは?」だけを聞かない

他人に自分のことを聞くとき、

「私の長所は何?」

だけでは、抽象的な答えになりやすいことがあります。

それより、

「私が楽しそうにしているのはどんなとき?」

「私に頼みやすいことは何?」

「私が疲れていそうなのはどんなとき?」

「私らしいと思った行動はある?」

のように具体的に聞くと、参考になる情報を得やすくなります。

ただし、他人から見たあなたが「本当のあなた」なのではありません。

周囲からの評価は、一つの観察情報として受け取りましょう。

意見が違っても問題ない

自分では「慎重なほう」と思っているのに、友人から「行動が早い」と言われることもあります。

これはどちらかが間違っているとは限りません。

仕事では慎重でも、趣味ではすぐ行動するというように、場面によって特徴が変わることがあります。

こうした違いがあったときこそ、

「どんな場面では慎重なのか」

「どんな条件ならすぐ動けるのか」

と考えることで、自己理解をさらに細かくできます。

診断やツールとの付き合い方

自己理解方法を探していると、性格診断や適性診断、カード、さまざまな自己分析ツールに出会うことがあります。これらは使い方次第で、自分を考えるきっかけになります。

結果を自分そのものにしない

診断結果を読んで、

「自分はこのタイプだから、この仕事しか向いていない」

「私はこういう性格だから変われない」

と決めつける必要はありません。

診断やツールは、自分について考えるための質問や視点を得るものとして利用するとよいでしょう。

重要なのは結果そのものより、

「この説明のどこに納得したのか」

「どこには違和感があったのか」

を考えることです。

違和感も、自己理解の材料になります。

色やカードも対話のきっかけになる

カラットセラピーでは、カラーやタロットカード、心理学的な対話を、自分の気持ちや本音を見つめるための手がかりとして扱います。

色やカードによって未来や性格が一方的に決まるという考え方ではありません。

たとえば、ある色を見て「安心する」と感じたなら、

「私は何に安心を求めているのだろう」

と考えてみる。

カードの言葉が気になったなら、

「なぜ私はこの言葉に反応したのだろう」

と自分へ問いかけてみる。

このように、外側のものを「答え」にするのではなく、自分の内側にある言葉を引き出すきっかけとして使うことができます。

自己理解やカラー、カードを使った自己対話についてもう少し体系的に学びたい方は、カラットセラピーの無料メール講座のような学び方から始めてみるのも一つの方法です。

自己理解を行動につなげる

自己理解は、「自分について詳しく説明できるようになること」が最終目的ではありません。分かったことを日常の選択に少しずつ反映させることで、実生活に生かしやすくなります。

小さな選択を変えてみる

たとえば自己理解ワークから、

「自分には一人で落ち着く時間が必要」

と分かったとします。

だからといって、仕事や人間関係をすぐ大きく変える必要はありません。

まず、

「週末の午前中だけ予定を入れない」

「帰宅後30分は一人で過ごす」

といった小さな行動から試せます。

また、

「新しいことを学んでいるときに充実感がある」

と分かったなら、

「毎週30分、興味のあるテーマを学ぶ」

という行動にできます。

理解したことを小さく試すことで、

「これは自分に合っていそうだ」

「思っていたほど重要ではなかった」

という新しい情報が得られます。

定期的に見直す

自己理解は、一度ノートを書いて終わりではありません。

1か月後、半年後などに、

「今もこれは大切?」

「最近変わったことはある?」

と見直すことで、現在の自分に合った理解へ更新できます。

特に、

  • 転職
  • 就職
  • 結婚
  • 引っ越し
  • 子育て
  • 人間関係の変化

など、環境が変化したときには価値観の優先順位も変わる可能性があります。

過去の自分に合わせ続ける必要はありません。

ワンポイントアドバイス

自己理解を深める目的は、「自分を完全に説明できるようになること」ではなく、自分が納得できる選択を増やしていくことです。分かったことを一つだけ日常で試し、その結果をまた振り返るという循環を意識してみてください。

自己理解が進まないときの考え方

自己理解ワークに取り組んでも、すぐに答えが出ないことはあります。むしろ迷うこと自体が、自分について考えている途中の自然な状態ともいえます。

答えが出ないことを失敗にしない

「やりたいことが分からない」

「価値観を選べない」

という場合でも、自己理解ができていないとは限りません。

たとえば、

「安定も大切だけれど自由も捨てたくない」

と迷っているなら、それは両方を大切にしていることが分かった状態です。

その次に、

「今の時期はどちらを少し優先したいか」

を考えればよいのです。

一生変わらない答えを探そうとすると難しくなります。

言葉がしっくりこなくてもよい

価値観一覧などを見ると、

「成長」「貢献」「自由」

といった言葉が並んでいます。

しかし、そのまま使わなくても構いません。

たとえば「成長」という言葉が堅く感じるなら、

「昨日できなかったことが少しできるようになるとうれしい」

と自分の言葉で書けば十分です。

自己理解では、きれいな言葉より、自分が納得できる言葉のほうが役立ちます。

考えすぎて動けなくなったら試してみる

自己理解を深めようとして、

「自分に最適な仕事は何だろう」

「本当に大切な価値観は何だろう」

と考え続けるうちに、何も選べなくなることもあります。

そのときは、考えるだけでなく、小さく行動してみる方法もあります。

興味のある分野の本を読む。

行ってみたかった場所へ行く。

普段断っていた誘いを一度だけ受けてみる。

反対に、一度予定を断って休んでみる。

実際に経験すると、「思っていたより好き」「これは合わない」といった新しい感覚が得られます。

行動して分かることも、自己理解の一部です。

自己理解のよくある質問

自己理解を深めるには何から始めればいい?

まずは最近、感情が大きく動いた出来事を一つ書いてみるのがおすすめです。

その出来事について「何があったか」「どう感じたか」「何が大切だったのか」「どう行動したか」を分けて考えます。

価値観を最初から決めようとするより、具体的な経験から探したほうが、自分の言葉で整理しやすくなります。

自己理解ワークは毎日したほうがいい?

毎日行う必要はありません。

短い記録なら数分でもできますが、義務になると続けることが負担になる場合があります。

週に一度、印象に残った出来事を振り返るだけでも構いません。大切なのは回数より、自分の反応を丁寧に観察することです。

価値観がたくさんあって絞れません

価値観は一つに絞る必要はありません。

自由、安定、人とのつながり、成長など、複数のものを大切にしているのが自然です。

迷ったときは「一生の順位」ではなく、「今の自分にとって優先したいもの」を考えてみましょう。環境や人生の段階によって順位が変わっても問題ありません。

自己理解と自己分析は違いますか?

言葉の使われ方によって違いますが、自己分析は自分の特徴や経験、強みなどを整理する作業として使われることが多く、自己理解はそこからさらに感情や価値観、行動の背景まで理解していく広い意味で使われることがあります。

ただし、厳密に統一された使い分けがあるわけではありません。

大切なのは名称より、「自分は何を感じ、何を大切にしているのか」を具体的に理解していくことです。

自分だけで自己理解を深めるのは難しいですか?

自分一人でも、ノートや振り返りを使って自己理解を深めることはできます。

一方で、自分では当たり前になっていて気づきにくい考え方もあります。その場合は、信頼できる人との対話や、対話型のセッションなどを通じて言葉にすることで、新しい視点が得られることもあります。

ただし、誰かに「あなたはこういう人」と決めてもらうことが自己理解ではありません。他者の意見も参考にしながら、最終的には自分がどう感じるかを確かめることが大切です。

まとめ

自己理解を深めるには、「本当の自分」という一つの正解を急いで見つける必要はありません。

日常で起きた出来事を振り返り、

出来事 → 感情 → 価値観 → 行動

という流れで整理すると、自分が何に反応し、何を大切にしているのかが少しずつ見えてきます。

自己理解の方法としては、うれしかった出来事やモヤモヤした出来事を書く、理想の一日を考える、価値観に優先順位をつける、「もっと増やしたいこと・減らしたいこと」を整理するといったワークが取り組みやすいでしょう。

そして、分かったことを小さな行動で試してみます。

試した結果、

「やっぱりこれは大切だった」

「思っていたほど重要ではなかった」

と分かることもあります。

それも自己理解の深化です。

あなた自身も、環境も、時間とともに変わります。だからこそ、一度出した答えに自分を合わせるのではなく、その時々の自分の気持ちを確認していくことが大切です。

「私はどう感じているのだろう」

「今の私にとって、何が大切なのだろう」

「私はこれからどうしたいのだろう」

この3つの問いを、ときどき自分に向けてみてください。

答えを急がず、少しずつ自分の言葉を増やしていくことが、自己理解を深める第一歩になります。

カラットセラピーを学びませんか?

色・タロット・心理学を手がかりに、自分や相手の気持ちを理解し、寄り添う力を身につける講座です。

カラーセラピーやタロットを基礎から学びたい方、講座について詳しく知りたい方は、LINEにご登録ください。

登録特典として、LINE上で1回限定のカラットセラピー体験をご案内しています。

無料体験で、カラットセラピーの雰囲気をご確認ください。

カラットセラピーとは?

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次